京都の紅葉を見るなら等持院へ。等持院の紅葉の見頃や見所をご案内します。混雑を避けて、落ち着いて庭園と紅葉を眺めよう。

【更新:12月6日現在 紅葉の状態:散り始め】京都 紅葉 色づき 散り始め

等持院は、京都洛北て、仁和寺、龍安寺から金閣寺に至るきぬかけの路から1本南です。足利将軍家の菩提寺で臨済宗天龍寺派の禅寺。方丈(本堂)の南庭には枯山水の庭園が広がり、書院でお抹茶を喫しながら紅葉を眺める事ができます。心字池と芙蓉池を中心する庭園が有り、風情豊かで、四季折々に、有楽椿(侘助)や皐月、紅葉、山茶花などの花が咲き誇り、秋の見頃には艶やかな紅葉で、京都きっての穴場と言えます。

等持院の基本情報

等持院、門前にて 萬年山等持院 看板前にて等持院 方丈本堂等持院 方丈本堂の南庭 枯山水庭園と紅葉

等持院は足利尊氏の建てたお寺で、心字池と芙蓉池という2つの池を持つ庭園は紅葉が秋色に水面を染め、ゆっくりと散策したくなる美しい景色となります。特に白砂の庭園の奥に真っ赤に彩る紅葉は見応えがあります。京都では穴場的スポットで、混雑は少なく、落ち着いて紅葉を楽しめるので、金閣寺と合わせてゆっくり訪れてほしいスポットです。足利将軍家の菩提寺で、霊光殿では足利歴代将軍像と徳川家康像を安置されている。

●住所:京都市北区等持院北町63番地

●参拝時間:9:00a.m – 4:30p.m.(16:00受付終了)年中無休
●拝観料:大人 600円 小人 300円
●駐車場 : 有り(10台のみ)
グーグルマップ
●関連記事:京都の紅葉、隠れスポット28選。落ち着いた空間でゆっくり紅葉を楽しみませんか。

等持院の紅葉の見ごろはいつ?

等持院紅葉と、モミジを愛でるイタリア人巨匠

例年、京都洛北の等持院の紅葉は11月ぐらいから徐々に色づき始め、赤のグラデーションが綺麗な紅葉を愛でるのは、11月下旬から12月上旬です。その年の気候によって時期が前後することもありますので、お出かけの際には最新の情報をチェックしましょう。

龍安寺の紅葉のライトアップ

等持院においては、夜間拝観およびライトアップは有りません。未だ、観光業者とのタイアップ等は無いようです。以前は映画のロケが多く、その為に本堂が破損したこともあり、慎重な様子です。

龍安寺の紅葉シーズンの混雑状況は?

等持院 紅葉のなかに、caede京都のコルテオのバッグ

等持院には、年間を通して四季折々の花を愛でる常連さんがいらっしゃる様ですが、観光客が押し寄せるわけでは有りません。紅葉シーズンにも落ち着いて庭園と紅葉を鑑賞できる、知る人ぞ知る、とても貴重な京都紅葉の穴場スポットと言えます。

等持院で紅葉の写真を撮影するのにおすすめの場所は?

等持院の枯山水庭園と紅葉

等持院で紅葉の写真を撮るのにおススメの処は、やっぱり枯山水庭園と紅葉です。そして心字池の周辺の紅葉が綺麗です。水面に映る逆さ紅葉との画は、息を呑むほど雄大です。それと、等持院に着いてすぐ、三門前の右側にも、立派な紅葉が真っ赤に色づき、よい撮影ポイントです。

等持院の見どころ

清廉亭 お茶室お茶室 上段一畳貴人床等持院のお庭 指定名勝心字池

基本情報の通り、足利将軍家の菩提寺で、霊光殿では足利歴代将軍像と徳川家康像を安置されていて、足利15代、230余年の歴史を振り返る貴重な文化財が保存されています。等持院の庭は、指定名勝に登録されており、方丈北面の築山に建つお茶室「清廉亭」には上段一畳を貴人床として芙蓉池を眺めることが出来ます。一見の価値ありです。

等持院周辺のおすすめ紅葉スポット

せっかく京都へお出かけするならば、他の紅葉スポットにも足をのばしてみるのがおすすめです。等持院はきぬかけの路から近く、その周辺にも素晴らしい紅葉を楽しめる場所がありますので、思う存分秋の京都を感じましょう。

龍安寺 (りょうあんじ)

竜安寺 京都 紅葉竜安寺 京都 紅葉竜安寺 京都 紅葉

龍安寺(りょうあんじ)は臨済宗妙心寺派の禅寺で、枯山水の庭園である石庭が有名です。石庭の後ろには色鮮やかな楓が色を添えており、特別名勝に指定されるこの名庭を秋色に染めています。龍安寺庭園の名のつく庭園は、鏡容池を中心にした池泉回遊式庭園で、水面に反射する紅葉が美しく、自然豊かな美しい庭園になっています。

【所在地】京都市右京区龍安寺御陵下町13
【電話番号】075-463-2216
【拝観時間】8:00~17:00 ※12~2月は8:30~16:30
【拝観料】大人500円・小中学生300円
【アクセス】京阪本線三条駅から市バス59系統山越行きで40分「竜安寺前」下車すぐ・嵐電北野線龍安寺駅から徒歩7分
龍安寺 紅葉

龍安寺

住所:〒616-8001 京都府京都市右京区龍安寺御陵ノ下町13

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妙心寺 (みょうしんじ)

妙心寺 京都妙心寺 京都妙心寺 京都

嵐電の隣の駅となる、妙心寺。仁和寺と同じく、広大な境内を持つ日本最大の禅寺です。除夜の鐘の中継でも有名で、法堂とその天井の雲竜図や、大庫裏など見所から、多くの塔頭を異彩を放っています。退蔵院や大法院など、秋の紅葉の見所も多く、是非、一緒に参詣したいところです。

妙心寺 京都

妙心寺

住所:〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町64

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北野天満宮 (きたのてんまんぐう)

北野天満宮 京都京都 北野天満宮 紅葉北野天満宮 京都北野天満宮 京都

北野天満宮は、学問の神様で有名な天満宮の総本社です。嵐電の始発駅で仁和寺からは10分ほど。境内には豊臣秀吉が作った御土居の一部があり、史跡に指定されている。菅公がこよなく愛でられた梅園同様に、秋の紅葉は鮮やかである。

【もみじ苑公開(10月下旬~12月上旬)】
入苑時間 9時〜16時(受付終了15時40分)
入苑料 大人1,200円・子ども600円
※ 茶菓子付き(利休居士が考案したと伝わる麩の焼を再現したお菓子)
もみじ苑公開ともみじ苑ライトアップ(同時期開催)
2025年11月1日(土)~12月7日(日)
日没~20:00(受付終了は19:40)
料金:¥1,200(茶菓子付)
京都 北野天満宮

北野天満宮

住所:〒602-8386 京都府京都市上京区馬喰町

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金閣寺 (きんかくじ)

金閣寺 京都 紅葉

相国寺の塔頭寺院のひとつで、お釈迦様の骨をまつったとされる舎利殿「金閣」が有名な寺院、金閣寺ですが、正式名称は「鹿苑寺」だそうです。室町幕府の三代目将軍、足利義満が、山荘北山殿をつくったのが始まりといわれています。紅葉の赤色と金閣の金色、このコラボレーションは派手な二色なだけあって、迫力満点の共演です。人気の名所とあって紅葉シーズンは非常に混雑します。金閣寺の紅葉についてもっと詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

【時間】
午前9時~午後5時
【参拝料】
 一般 400円小・中学生 300円
【見ごろ】
例年通りでいけば11月中旬~12月上旬
京都 金閣寺

金閣寺

住所:〒603-8361 京都府京都市北区1

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大徳寺 黄梅院 (だいとくじ こうばいいん)

大徳寺の塔頭寺院。永禄5年(1562)、織田信長が初めて上洛した際に、父・信秀のために小庵「黄梅庵」を建立したことに始まります。後に、豊臣秀吉がこれを徐々に増築し、天正17年(1589)に「黄梅院」と改め現在に至ります。毛利家の小早川隆景が精進し、毛利家の菩提寺にもなったり、鐘楼の釣鐘は加藤清正が献上したり、秀吉の軍旗「瓢箪」を象った空池を持つ「直中庭」を千利休が作庭するなど、桃山時代の戦国大名、文化人と大変に縁の深い寺院です。特に、直中庭の紅葉と苔のコントラストは秀逸で、紅葉シーズンはぜひ訪れたい京都紅葉の名所です。