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京都の紅葉を効率よく回るには、大事なのがマップになります。今回は、旅の強い味方ともなるおすすめマップサイトや女性1人旅の際に、京都御所の周辺を半日で観光できるコースと紅葉を楽しみながらもお洒落なカフェも巡れるコースをご紹介します。こちらを参考に、旅のプランを決めてはいかがでしょうか。
京都女性1人旅におすすめの紅葉半日コース
京都御所周辺でのんびり紅葉散歩
京都御苑
65ヘクタールという広さを誇り、敷地内には京都御所や紅葉の美しさで知られる仙洞御所があります。 仙洞御所は予約なしで当日入場もできますが、人数が限られているため、最初に訪れることをおすすめします。 仙洞御所は、京都御所の南東に位置しています。こちらは、今から約390年程前に後水尾天皇の為に建てられたと言われています。 また、京都御苑は元々春先の梅と桃の咲くころ、梅林と桃林が美しいことで有名です。 これらの木々がイチョウやカエデのような鮮やかな色には紅葉しないものの、暖かく柔らかな暖色に葉の色を変え、人々の目を楽しませてくれます。 梅林には約200本、桃林には約70本の木が植えられており、他の紅葉より一足先に色づくので京都御苑の紅葉を旅程のメインに持ってくるなら混雑を緩和できるかもしれません。梅と桃の外にクスノキやサルスベリ、八重紅シダレザクラなど紅葉する木々の種類が多く、様々な紅葉を楽しむことができます。 他にも、母と子の森など紅葉スポットがいっぱいです。仙洞御所:ツアーのみ(9時30分,11時、13時30分,14時30分,15時30分)
午前分は、はがきかインターネットで事前予約。午後分は11時から先着順で当日券配布もあり。
入苑料:無料
アクセス
京都市上京区京都御苑
・市バス府立病院前バス停下車、徒歩10分
・京都御苑:駐車場あり。清和院東駐車場:乗用車81台
・中立売西駐車場:乗用車のみの場合129台(2018年12月まで)
見ごろ 11月下旬ころ~12月中旬ころ
梨木神社(なしのきじんじゃ)
京都御苑の隣にある、萩の名所として知られる神社です。 梨木神社にはカエデも多く植えられており、参道や拝殿周辺で美しい紅葉を眺めることができます。 三条実萬、三条実美公を祀っており、京都の三名水の1つ、染井の水を汲む井戸もこちらにあります。染井の水はお茶をたてるのに大変適している、まろやかな甘い水とされています。 萩の花はまだ紅葉には少し早い9月に数百株の萩に赤や白の可愛らしい花が咲きます。秋の訪れを告げる花とも言われています。 写真撮影スポットとしては、二の鳥居からまっすぐに参道を写すのがポイントです。美しい秋の様子を写真に収めることが出来るでしょう。アクセス
京都市上京区寺町通広小路上ル
・地下鉄烏丸線今出川駅下車、3番出口から徒歩約20分
・京阪電車神宮丸太町駅下車、1番出口から徒歩約15分
・京阪電車出町柳駅下車、2番出口から徒歩約15分
見ごろ 11月下旬ころ~12月中旬ころ
清浄華院(しょうじょうけいん)
観光寺院ではないので、人も少なく落ち着いて見学できます。清浄華院の名前は「浄土に咲く蓮の華のように、清らかな修行ができる場所」という意味なのだそうです。 大殿(御影堂)の脇で、本数はあまりありませんが美しい紅葉を鑑賞することができます。身代わり不動のお守りなど参拝記念品も購入できますよ。アクセス
京都市上京区寺町通広小路上ル北之辺町395
見ごろ 11月中旬ころ~下旬ころ
盧山寺(ろさんじ)
盧山寺の紅葉おすすめポイントは、庭の塀越しに見る紅葉です。 紫式部の邸宅跡に建ち、源氏物語が生まれた場所として源氏物語好きにはたまらない魅力的な地です。 938年に建立され、源氏庭という庭園があります。源氏庭は白砂と苔を使った美しい庭園で、平安時代の雰囲気を表しています。 紫式部の名にちなんで、紫の花を咲かせる桔梗が植えられており、6月から9月に美しい咲かせますので、この頃に訪れるのもおすすめです。アクセス
京都市上京区寺町通り広小路上る北之辺町397
地下鉄烏丸線丸太町駅下車、1番出口から徒歩約20分
京阪電車神宮丸太町駅下車、1番出口から徒歩約15分
京阪電車出町柳駅下車、2番出口から徒歩約15分
見ごろ 11月中旬ころ
カフェ・茂庵にも立ち寄る!神楽岡周辺で1人を満喫する紅葉散歩
吉田神社
カフェ・茂庵で知られる吉田山には、吉田神社はあります。 吉田神社で紅葉を見るのならば、竹中稲荷社のあたりが一番の紅葉スポットとなっています。 吉田神社は平安時代に朝廷から二十二社が特別に選ばれその中に含まれていた由緒ある神社です。 節分の時期は混雑しますが、それ以外の時期はあまり人がいません。 節分の時期に人気のある理由は、吉田神社が厄除けにご利益があり、厄除け詣の発祥の地とされているからです。節分祭にはなんと50万人の人が来ることもあるのだそうです。 パワースポットとしても知られています。アクセス
京都市左京区吉田神楽岡町30
市バス京大正門前バス停下車、徒歩約5分
臨時駐車場:約20台
見ごろ 10月下旬~11月中旬
宗忠神社(むねただじんじゃ)
宗忠神社の紅葉スポットは、本殿前になります。境内からは紅葉と大文字山が同時に見渡せて、とても美しい景色を見る事が出来ます。 吉田山の南面にあり、1862年に建てられた神社で天照大御神などを祀っています。 参道の入り口でお出迎えしてくれる倒立している備前焼の狛犬も見どころです。 紅葉の名所として紹介されることはほとんどなく、隠れた穴場スポットとも言えるでしょう。アクセス
京都市左京区吉田下大路町63
銀閣寺道バス停
銀林車庫バス停
岡崎道バス停下車
見ごろ 11月中旬
真如堂(真正極楽寺)
2002年の秋にはJR東海の「そうだ、京都行こう」にも取り上げられた美しい紅葉を見ることができます。本堂や三重塔周辺、総門から本堂に続く石段で紅葉を楽しめます。 おすすめなのは、三重塔と紅葉のコラボレーションになります。30メートルある三重塔に紅葉の赤や黄色が美しく映え、写真に収めたくなる光景です。 紅葉の見ごろの頃には、本堂前から降りていく石畳で紅葉トンネルを楽しむことができます。真如堂の紅葉はカエデなどの鮮やかな紅葉と桜などの淡い紅葉、常緑樹のコラボレーションが楽しめることかもしれません。 また、12月はじめに本堂裏で見ることのできる散り紅葉も見事で、美しい赤いじゅうたんが目の前に広がります。 このお寺はうなずきの阿弥陀を祀っており、女性を守護するご利益があるということで、女性の参拝者が後を絶ちません。アクセス
京都市左京区浄土寺真如町82
真如堂前バス停で下車徒歩約8分
紅葉シーズンは駐車場使用不可
見ごろ 11月中旬~12月上旬
金戒光明寺
金戒光明寺は、山門周辺や「紫雲庭園」など紅葉の名所が多く、紅葉時期のみ公開される塔頭寺院・栄摂院(えいしょういん)も隠れた紅葉の名所です。 夜間の特別公開も行っており、紫雲庭園の杉苔と白砂と美しい紅葉の競演は見ものです。紫雲庭園を見た後には回遊式庭園で紅葉と池に映る紅葉のコラボレーションを楽しめるので、魅力満載です。 このお寺は、「くろ谷さん」という呼び名があり、京都守護職の会津藩が本陣を構え、ここから新選組が生まれたため、新選組発祥の地としても有名です。 夕日の名所としても知られているので、夕方がおすすめです。アフロへアのような仏像の姿もぜひご覧になっていただきたいものです。アクセス
京都市左京区黒谷町121
・市バス東天王町バス停下車、徒歩15分
・市バス岡崎道バス停下車、徒歩10分
見ごろ 11月中旬~12月上旬
まとめ 京都の数ある紅葉の名所の中で、女性1人旅向きのコース2つをご紹介しました。個人で旅する醍醐味は、発見した場所にふらりと立ち寄ることにあると思います。このコースを参考にしながら、自分だけの京都の魅力を発見してみてくださいね。