京都・下鴨神社にゆかりのあるみたらし団子 店ごとに特色のあるフォルムや味わいを楽しもう

か茂みたらし茶屋

数あるお団子の中でも子どもから年配の人まで人気が高い、みたらし団子。みたらし団子のみたらしは漢字で書くと「御手洗」で、世界遺産・下鴨神社(賀茂御祖神社)境内にある御手洗池(みたらしいけ)に由来します。時は鎌倉時代にさかのぼり、後醍醐天皇が清めのために御手洗池の水を手ですくうと、泡がまず1つ、少し間を置いて立て続けに4つ浮かび、これらの泡を模して作られたのが起源といわれています。また、串先の団子を頭部、そのほかの4つの団子を胴体とした五体に見立て、厄除け人形として神前に供えていたとも伝わっています。

か茂みたらし茶屋_みたらし団子当時にならって、5つの団子のうち1つを少し離して串に刺したみたらし団子を提供しているのが、下鴨神社の門前で大正時代から営業している「賀茂みたらし茶屋」。落ち着いた和の雰囲気が漂う店内では、名物のみたらし団子が3本420円で味わえます。小粒の団子は女性や子どもでも気軽に食べやすく、上品な風味は老若男女を問わず好評。テイクアウトも5本600円~用意されていますが、下鴨神社の参拝前後に店内でできたてを味わってみてはいかがでしょうか?

「美玉屋」

美玉屋_黒蜜団子続いては、下鴨神社から北上した閑静な住宅地に店を構える「美玉屋」。ファンの多い「黒みつだんご」は、串に刺さった団子に沖縄八重島産の黒蜜がかかり、ふんだんにまぶされたきな粉といただきます。風味豊かな黒蜜ときな粉に弾力のある団子は食べごたえ抜群でありながら小ぶりで甘さも控えめなので、1パック(10本入り)1080円をペロリと完食してしまいそう!

俵型のフォルムが目を引く「梅園」のみたらし団子

京都_梅園清水店最後は、みたらし団子が看板メニューの甘味処「梅園清水店」をご紹介します。清水寺参道の産寧坂にある同店のみたらし団子は俵型の餅が特徴で、創業当時より追い炊きしているという甘辛の特製ダレがたっぷりとかけられています。イートインはドリンク付きで830円。テイクアウトもできますよ。みたらし団子は、河原町三条の河原町店などでも楽しめます。[hr][/hr]賀茂みたらし茶屋(かもみたらしちゃや)TEL:075-791-1652●京都市左京区下鴨松ノ木町53 ●市バス停下鴨神社前から徒歩2分 ●9時30分~18時LO ●水曜 ●Pなし美玉屋(みたまや)TEL:075-721-8740●京都市左京区下鴨高木町西入ル下鴨東本町18-1 ●京都バス停下鴨東本町 から徒歩1分●9時30分~19時30分 ●火曜 ●なし梅園清水店(うめぞのきよみずてん)TEL:075-531-8538●京都市東山区清水3-339-1 ●市バス停清水道から徒歩7分 ●13時~19時30分(18時45分LO) ●月曜(祝日の場合は翌日) ●Pなし