京都大原で革製品を作る「アトリエNORI」

出典:鋭応-京都 手づくり 革雑貨 工房 吉靴房

NHKの「猫のしっぽカエルの手」でも、紹介された京都大原にある革製品の「アトリエNORI」 ハンドバッグや革製品のデザイナーでもあるオーナーの福岡さんは、1970年代にパリへ移住し、有名ブランドなどでバッグの顧問デザイナーとして働いていました。 帰国後、京都大原に工房を構え、革製品を作っています。 京都には、「アトリエNORI」の福岡さんのように、京都に移り住んで工房を開いている革職人さんも沢山います。 今回は、そんな京都に移住して革製品を作っている工房をご紹介しましょう。

出典:アトリエNORI バッグ
京都大原と言えば、三千院が有名な京都の人気観光地の1つです。 「アトリエNORI」は、そんな三千院へと続く道の途中に、工房を構えています。革製品の京友禅で染め付けた、オリジナルのバッグや革小物など、オーナー福岡さんのデザインした革製品がお客様をお迎えしてくれます。デザイナーとして活躍した経験が、洗練されたデザインを生み出しています。 ベテランデザイナーの作る革製品は、若い革職人さんが作るデザインとは違い、落ち着いたエレガントなものが多いので、大人の方が持つことが出来るデザインばかりです。

福岡さんのお弟子さんのアトリエ「かわせみ工房」

出典:自分でかんたんに作れる革工房「かわせみ工房」
自分のイメージに合う自分用のお財布を見つけることが出来なかったことがきっかけで、革政策の道に入ったというオーナーは、フランスのバッグ工房で勉強後、大原にある福岡さんのアトリエで革製造について学び、自分の工房を開いたそうです。現在は、大原からは少し離れた地下鉄五条駅付近に、アトリエを構えています。 アトリエまでいかなくても、「Creema」というハンドメイド・手作り・クラフト作品の販売サイトに、その作品が並び、販売しています。 アクセサリーやイヤホンクリップなどの小さな作品や、お財布のほか、サンダルといった変わり種まであります。 また、工房ではレザークラフトの教室も開いておりますので、レザークラフトに興味のある方は一度訪ねてみては如何でしょうか?

上京区妙蓮寺前にある「吉靴房」

出典:鋭応-京都 手づくり 革雑貨 工房 吉靴房
吉靴房」は、その名の通り手作り履物の専門店です。革製品を作っているお店ですが、鞄や革小物よりも、靴やサンダルなどを中心に作っている工房です。 革下駄という、靴屋さんの目線で作られた革製の下駄や、足袋をイメージしスリッポンと合体させた「タビッポン」といった、日本伝統の履物と革靴などを融合させた商品が特徴的です。 女性物のストラップパンプスやミュールなどもあり、他にはないデザインの履物に出会えます。

菅大臣町「革工房gypsy」

出典:京都の革工房 GYPSY
下京区菅大臣天満宮近くにある「革工房gypsy」は、皮革手芸材料を販売しているお店兼工房です。レザークラフトを行う方のために、端皮だけでなく一枚皮まで幅広く取り揃えています。革製品の製作も行っており、カービングを施した革小物などがあります。作られた革製品は、「gypsy Works」で販売されています。 工房では、修理やリメイクもしてもらえます。

京都に魅せられたイタリアマエストロ「caede」

京都に魅せられたのは、日本人の革職人さんだけではありません。 イタリアミラノのマエストロも、京都の四季折々の美しさに魅せられた職人の1人です。彼は、京都に工房を構えることはありませんでしたが、イタリアミラノの工房で、京都の四季彩をデザインに取り込み、エレガントな革製の鞄を作り出しています。 「caede」では、そんなイタリア人マエストロが作りあげた、美しい鞄を販売している鞄専門店です。 革製の鞄だけでなく、ナイロン製の機能的な鞄なども販売しています。