地元だけでなく、世界中からお客さんが集まる「錦市場」アーケード街の中には多様な食材の専門店が集い、商品や人々がひしめき合っています。品質の良さと知名度で不動の人気を誇る食の宝庫は、いつも活気に満ちています。
錦市場とは、京都の中心部で東西にのびる錦小路通の商店街のこと。高倉通から寺町通までのエリアにあたり、長さはおよそ390m。道幅は3.2mから5mと狭く、通り沿いに約130店舗が軒を連ね、毎日賑わいをみせています。主に生鮮食品を扱う専門店が並び、そのジャンルは野菜や鮮魚、精肉から惣菜、菓子とさまざま。客層は地元飲食店の仕入れや主婦、観光客と多彩で、目的も繰り出す時間も異なります。料理店への卸が多い東側や小売店の多い西側。仕入れ目当ての客が多く、箱売りの食材が並ぶ朝方と加工品の販売が増える午後など、場所や時間によって表情が変化するのも錦市場ならではの光景です。また食材以外にも生花や調理器具、日用品などが揃い、日々の生活に寄り添うとともに、京都の食文化を支える場所にもなっています。昔から、盆地である京都の人々に新鮮な魚介類を提供してきた錦市場。鮮魚店には旬の魚などがずらりと並びます。
魚市場から「京の台所」へ
京都の名物を食べ歩き!
「錦の天神さん」で親しまれる繁華街の鎮守錦天満宮
祇園祭で錦の男たちが担ぐ「西御座」
まとめ京都錦市場商店街振興組合TEL.075-211-3882http://www.kyoto-nishiki.or.jp/※営業時間・休日等は店舗により異なります。