京都は言わずと知れた桜の名所が多くあります。その中でもお花見にぴったりな場所を詳しくみていきましょう。
美しい桜が咲き誇り、お花見にはぴったりの場所がこちら。
■1.4㎞の桜のトンネルが圧巻「淀川河川公園背割堤地区」
■京都では遅咲き桜で有名な「仁和寺」
■祇園のシダレザクラが見られる「円山公園」
■名木が多く植えられている「平野神社」
■豊臣秀吉がお花見をしたという有名名所「醍醐寺」
■緑の中の桜が綺麗浮かび合ったような景色が美しい「嵐山」
■ベニシダレザクラの名所「原谷苑」
■比叡山延暦寺の桜
京都にはお花見にぴったりな場所がたくさんあります。
京都 光溢れる桜の花筏4K Youtube
お花見と言えば「桜」という形になったのは平安時代からと言われています。その昔は、お花見と言えば「梅の花」を愛でることでした。平安時代の短歌が「桜」と「梅」を詠んだものが多い理由はここにあったのです。平安時代に編纂された歴史書、「日本後紀」では、嵯峨天皇が行った花宴の節という宴が、桜のお花見の根源と言われています。この時は「桜」を愛でながら、歌を詠んでこの時間を楽しんだようです。その後豊臣秀吉が行ったお花見は、とても盛大に行われたことから、庶民の中でも話題になっていたと言い伝えられています。その後、徳川幕府は庶民も桜が楽しめるように、桜の植樹を積極的に行い、現在に至るのです。現在の日本の桜の8割を占めるソメイヨシノは、この時代に開発されたと言われています。
家族でも大事なデートでもおすすめなお花見スポット「国営公園・淀川河川公園背割堤地区
京都府南部に位置する八幡市にあるお花見スポットは、宇治川と木津川の合流部に設置されている付近になります。約250本のソメイヨシノが1.4㎞ほど、緩やかなカーブを描きながら桜が咲き誇り、来る人の心を魅了します。
ここの桜の美しさの特徴は、桜並木が長く続いており「壮大な美しさ」が1番の魅力になります。また、背割堤の遊歩道は、それほど幅が広くないので、桜との距離が大変近いのも魅力のひとつにもなります。ピンク色のソメイヨシノが作り出す、桜のトンネルは、散策はもちろんお花見にもぴったりの場所になります。
それに加えて、国営公園なので、芝生の広場や展望所などもあり、1日のんびりとデートをしたい方にもお子様がいる方にもおすすめの場所とも言えます。お子様連れの方はなかなか、寺社仏閣に桜を見に行くということは難しいのが現状です。せっかくの春の訪れを家族みんなで楽しむには、この淀川河川公園背割堤地区はおすすめになります。トイレもきちんと設備さていますので、安心して子ども達を連れていくことも出来ます。
レジャーシートを持参し、美しい桜を眺めながらお弁当を食べたり、読書やお昼寝を楽しみながら休日を過ごせるなんて幸せの極みとも言えます。また桜のシーズンは、他にも魅力があります。それがガイドさんによる「桜のお話しツアー」や「さくらであいクルーズ」になります。お話しツアーは申し込みは不要で、無料で参加することが出来ます。背割堤の桜のトンネルを歩きながら、背割堤周辺の観光スポットなどを詳しく説明してくれます。所要時間は、約20分間となり、1日4回開催されています。午前10時、午後11時、午後1時、午後2時となりますので、参加してみるのもいいでしょう。「さくらであいクルーズ」は、宇治川の上から背割堤の桜並木を眺める約20分の船旅になります。散策する桜の表情とはまた違った景色を楽しむことが出来ます。午前10時~午後4時まで10分~30分間隔で運航されているので、ぜひ時間を見つけて乗船してみてもいいでしょう。思い出深いお花見になること間違いなしです。
250本のソメイヨシノの見頃は、4月上旬になります。公共交通機関で、京阪本線八幡市駅から徒歩10分になります。こちらには駐車場がないため、公共機関を利用するか、車で来る際は周辺のコインパーキング停めることになりますが、かなりの混雑を予想していった方がいいでしょう。さくら祭りの期間中は、阪急「西山天王山」駅と「さくらであい館」間を直通バスが運行しているので、そちらを利用するのもいいでしょう。
比叡山(延暦寺)は厳密に言えば境内が滋賀県と京都を跨ぐ場所に位置しますが、京都の丹後などに比べれば京都市内からは近くJR京都駅から電車とケーブルなどを乗り継げば約1時間ほどです。
この比叡山延暦寺の桜は、ゴールデンウィークに咲く遅咲きの桜として有名です。
京都の桜のシメは【仁和寺の御室桜】と言われますが、比叡山延暦寺を京都とすれば
、【京都で一番遅咲きの桜】と言えるでしょう。
延暦寺総本堂根本中堂のある東塔から西塔・横川を経て比叡山麓の仰木まで続く、奥比叡ドライブウェイ沿線の桜は、ヤエザクラで約40種植えられています。例年は4月下旬から5月上旬のゴールデンウィークが見頃となりますが、今年は暖冬で桜の開花も早いので4月中旬には見頃を迎える可能性もあります。また、例年4月下旬から5月上旬までの間、『比叡のさくらと青もみじ』が開催されます。
どのエリアでも桜を楽しむことができますが、特に西塔駐車場の八重桜は大人気です。 西塔地域では、「比叡のさくら」という桜祭りが開催されます。また、奥比叡ドライブウェイ西塔駐車場内では【比叡山さくらフェスタ】が2024年04月27日(土)~ 2024年05月06日(月)の期間で開催されます。
【比叡のさくらと青もみじ】
開催日程:(予定未決)2024年4月27日〜2024年5月6日
時間: 10:00~16:00 (例年の開催時間です)
場所: 比叡山延暦寺 西塔地域
アクセス:叡山電鉄「八瀬比叡山口」→叡山ケーブル・ロープウェイ「比叡山頂」→比叡山内シャトルバス「西塔」
また、延暦寺に続く比叡山ドライブウェイ・奥比叡ドライブウェイ有料道路では、沿線に八重桜を中心に約40種類1000本の桜が見られます。
ライトアップは、日没から21時までです。(例年4月中旬)
京都 桜の絶景(4K) Youtube
2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。
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