出典：六道珍皇寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報 KYOTOdesign
この神社の別名は「六道の社」になります。はて、どの辺が不思議な力を持つ寺院なのか、と疑問に思われるでしょう。この神社は、冥界の出入り口と言われている神社になります。これが不思議な力の神社の真相になります。これだけ聞いただけでは、誰しも疑問が残るばかりかと思います。この冥界の出入り口があるとされる六道珍皇寺について、更に詳しくみていくとしましょう。
場所としては建長寺のすぐ裏にあるのが、この六道珍皇寺になります。こちらのお寺は、臨済宗建仁寺派になります。寺院を設立されたのは、平安時代初期まで遡ります。空海の師匠とも言える慶俊僧都がこのお寺を建てたと言い伝えられています。六道珍皇寺の本寺は、東寺として栄えました。しかしながら鎌倉時代になると、戦乱に巻き込まれ荒れ果てた姿になってしまいます。それを再興しようとしたのが、聞溪良聰であり、再興後は臨済宗へ変わりました。再び綺麗な姿を取り戻した六道珍皇寺は、その伝説とも言われていた冥界の入り口という事も忘れ去られるかと思いきや、その後も信じられてきました。元々今お寺が建っている場所は、その昔葬送地の入り口でした。この事からこの寺院は、あの世の入り口にあたると信じられてきた理由のひとつになるでしょう。今昔物語の中でも、六道珍皇寺があの世と繋がっている話が多く出てきますが、最も有名な伝説としては、小野篁の話になります。小野篁は天皇に使えるとても優秀な官僚でした。しかし夜の顔は全く別物で、閻魔庁に勤め閻魔大王の立派な右腕として働いていたとされています。どうして閻魔大王の元で働く事になったかというと、小野篁は亡くなった母親の魂に会いに行くために井戸から地獄へと行ったとされています。そこで苦しむ母親を見つけ、なんとかしたい一心で閻魔大王に交渉を持ち掛けたと言われています。これが地獄で働く事になった事の発端とも言えます。小野篁は、母親が苦しんでいる所を助けたいという優しい心と勇敢な心を持った方に違いないと言えるでしょう。六道珍皇寺には、彼が冥界に行くための井戸と現在に戻るための2つの井戸が今も健在しています。 [hr][/hr]出典：六道珍皇寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報 KYOTOdesign
六道珍皇寺の見所とは
あの世の入り口とされているのが、六道の辻になります。境内には冥界と繋がっていると連想出来る物がいくつかあります。そのなかでも見ていただきたいのが、迎え鐘の形がとても変わっている点です。四方を壁で囲まれており中を見る事は出来ません。壁から紐が少し出ており、その紐を引っ張ると音がなる仕組みになっています。その音色は、遥か遠くの冥界にまでに聞こえるという伝説になっています。また普段では見られないのが寺宝です。その特別公開と合わせて冥界と繋がっているとされる井戸を見る事も出来ます。なんとなく伝説とわかっていつつも、思い切りのぞき込むのは躊躇してしまうでしょう。 [hr][/hr]出典：六道珍皇寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報 KYOTOdesign
六道珍皇寺の御朱印
ここの御朱印は種類がたくさんあります。通常頂く事が出来るのが、薬師如来の御朱印になります。墨書は奉拝と日付になります。本尊の部分が梵字になっている物もあります。その他であると医王殿や六道参りの御朱印をはじめ、このお寺とゆかりがある小野篁の命日の御朱印、行事限定の御朱印など、どれも限定の物になりますので、その期間中であれば手に入れる事が出来ます。またオリジナルの御朱印帳は2種類あります。こちらは煌びやかかつとてもクールな御朱印帳になります。小野篁の御朱印帳は色がメタリックブルーで、閻魔大王の御朱印帳はメタリックレッドになります。どちらも強さが前面に出ている御朱印帳と言えるでしょう [hr][/hr]六道珍皇寺へのアクセス方法
おすすめの方法は、バスになります。京都駅前のバスターミナルより、D1乗り場の100系統の清水寺、祇園、銀閣寺行きに乗車します。もしくはＤ２乗り場の206系統東山通、北大路バスターミナル行きに乗車します。どちらのバスに乗ったとしても、清水堂バス停で下車しましょう。そこから3分程で六道珍皇寺へ着きます。所要時間は京都駅より、約14分～約17分です。 [hr][/hr]出典：六道珍皇寺 – Wikipedia
六道珍皇寺の詳細
■住所 京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町595 ■電話番号 075-561-4129 ■拝観時 午前9時～午後4時 ■拝観料 基本無料 ■周辺観光スポット 俵屋宗達作の風神雷神や天井の双龍図などの有名な文化財が数多くある建仁寺やパワースポットで縁結びの神様がいるとされている六波羅蜜寺が周辺にあります。ぜひこちらに足を延ばしてみてもいいでしょう。 [hr][/hr]六道珍皇寺の不思議なお話には驚かされるばかりです。実際にこの目で冥界への入り口を見てみたい物です。ぜひあなたもその目冥界への入り口をご覧になってみてはいかがでしょうか？