出典:化野念仏寺 – Wikipedia
京都の観光名所とも言える嵐山から渡月橋を渡り、嵯峨野の竹林の道を通り抜けると、奥嵯峨野にたどり着きます。ここは、京都の中でも独特の風情が感じられる穴場スポットとも言えます。紅葉のシーズンでは、こっそり人気を集めている場所でもあります。そこにあるのが、化野念仏寺になります。さて、化野念仏寺にはどんな歴史があり、今はどんな場所になっているのかを一緒に見ていくとしましょう。
化野念仏寺の歴史とは
出典:化野念仏寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報 KYOTOdesignこの地は今より遥か昔である平安時代に、外にそのままになってしまっていた遺体をきちんと土の中へ埋めて供養しようとした事が、化野念仏寺の始まりとも言えます。ここのお寺を開いたとされるのが弘法大師になります。歴史と共にその意思も引き継がれ、開祖法然上人が今のお寺の名前に変えたと言われています。今では化野一帯は、8000をも超える無縁仏の石仏や石塔があります。今現在も無縁仏の霊を弔う供養祭などが行われています。それが「千灯供養」です。[hr][/hr]
化野念仏寺の御朱印
こちらで頂く事が出来る御朱印は、ご本尊の墨書ではなく無縁仏の浄土を願う物になります。こちらでは、化野念仏寺のオリジナルの御朱印帳も販売されています。御朱印帳は、色やサイズ、柄違いなど数種類があります。[hr][/hr]化野念仏寺で行われる千灯供養とは
出典:化野念仏寺 | 京都の観光スポット | 京都観光情報 KYOTOdesign西院の河原で毎年行わる行事が、無縁仏を弔う為の千灯供養です。開催日時は、毎年8月23日~24日になります。時間は、午後5時半~午後8時半となり、入場料が1000円になります。この供養祭は、人気があり入場には拝観整理券が配られる程になります。供養祭は18時になると僧侶の方が行進しながら、お経を唱えます。このお経は、供養祭の終了時刻まで唱え続けられ、無縁仏の魂を弔います。一般の参拝客には、ろうそくが配られ、それを無縁仏に灯していくのです。少しずつこのろうそくの明かりが増え、19時を過ぎる頃には、辺り一面がろうそくの光で埋め尽くされます。なんとも幻想的な景色は、ここでしか見られない景色と言えるでしょう。この供養祭の際に、もうひとつ催しが行われます。それが愛宕古道街道灯しになります。2018年で23回目となる催しになります。開催期間は、供養祭より1日長く8月23日~25日の3日間になります。入場料はかかりません。この期間中は、さまざまな模様の灯篭で、愛宕古道街道が優しく照らされます。灯篭の形や光の色も様々なので、ゆっくり時間をかけて回るのがおすすめです。[hr][/hr]
化野念仏寺のアクセス
こちらに行くにはバスで行くのがおすすめです。バスで行く場合は、京都駅から所要時間約55分となります。具体的なルートをご説明すると、JR京都駅中央改札口を出て、目の前がバスターミナルになります。そこで京都バス72へ乗車し、鳥居本前で下車します。京都駅からは、最寄りの停留所までは、約45分になります。そのバス停から徒歩約7分で到着します。行き方としては、電車の方が近いのですが、最寄りの駅からの距離がなんと1時間程もある為、電車では少し難しいかと思われます。[hr][/hr]化野念仏寺の詳細
■住所〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17■電話075-861-2221■時間3月~11月は午前9時~午後5時12月~2月は、午前9時~午後4時曜日や月によって変更がある為、公式ホームページなどでご確認の上、お出かけ下さいませ。[hr][/hr]化野念仏寺は、様々な人の思いが集まった場所とも言えます。あなたも、京都にお越しの際は、ここでしか見られない景色をご覧になってみてはいかがでしょうか?