銀閣寺橋を北端に、熊野若王子神社までの疎水沿いを南に約2kmにわたって続く「哲学の道」近代日本を代表する哲学者で京都大学教授の西田幾太郎が、思索にふけるたびに歩いたことから名づけられといわれ、「日本の道百選」にも選出されています。現在は疎水沿いが散策路として整備され、木々がアーチを描く中を30分ほどかけて歩くことができます。観光客でにぎわう寺社やカフェ、雑貨店が周辺に点在するロケーションでありながら、閑静な雰囲気に包まれているのも魅力。
3月下旬~4月上旬頃には道沿いに約400本ものソメイヨシノが咲き誇る、桜の名所としても知られています。日本画家・橋本関雪の夫人によって寄贈された「関雪桜」もトンネルのように桜のアーチを描き、散策路や疎水に薄紅色の花びらが浮かぶ様子も絵になります。ゆっくりと桜見物を楽しみたいなら早朝を狙うのがベスト!