天龍寺は、1339年(室町時代:暦応2年)、室町幕府を開いた足利尊氏により、後醍醐天皇の供養のために建立されました。臨済宗天龍寺派の大本山であり、室町幕府の庇護を受け、最盛期には塔頭寺院が150余院を数えるほどでした。室町幕府の衰退とともに衰え、応仁の乱や禁門の変など8回の焼失を経て、現在は庭の一部に創建当時の面影を残すにとどめています。現在の建物の大半は、明治以後に再建されたもの。作庭の名手である夢窓疎石による曹源池庭園をはじめ、法堂天井に描かれた「八方睨みの龍」ともいわれる雲龍図など、見所もたくさんあります。
拝観受付でもある庫裏。切妻造の屋根の下、真っ白な白壁を走る梁は曲線を帯び、装飾的な美しさを持っています。
庫裏では達磨図がお出迎え
史跡・特別名勝第1号の「曹源池庭園」
作庭家「夢窓疎石(むそうそせき)」って?
どこから見ても目が合う「八方睨みの龍」
巨大な「硯石」も必見
夏はハスが美しい「放生池」
境内で精進料理はいかがでしょう?
まとめ天龍寺(てんりゅうじ)TEL.075-881-1235●京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68 ●嵐電嵐山駅からすぐ ●8時30分~17時30分(10月21日から3月20日は~17時) ●無休 ●P120台篩月TEL.075-882-9725●11時~14時 ●無休http://www.tenryuji.com/shigetsu/