出典:【東寺(教王護国寺)】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet
京都駅からのアクセスも良く、京都を代表する観光スポットの東寺。さてあなたはどのぐらい東寺についてご存知ですか?せっかくのご旅行で訪れるのであれば東寺の歴史や魅力を知ってから、足を運んでみることで新しい発見があるかもしれません。東寺について詳しくみていくとしましょう。
「東寺」の歴史とは
出典:【東寺(教王護国寺)】アクセス・営業時間・料金情報 – じゃらんnet東寺は正式名称「教王護国寺」と言います。京都と言うと多くの人が想像する五重塔もあり、四季折々の景色が美しい場所としても有名です。東寺は、唯一現在に残る平安京の遺構になります。1200年近く前に、平安遷都とともに国立の寺院として建てられたのが始まりと言われています。同じ時期に、西寺も建てられたと伝えられていますが、律令体制のなかで勢力を失い滅んでしまい、東寺だけが残りました。平安時代が終わりへと進んでいくと共に、朝廷の財源も失われ、東寺もすっかり朽ち果てた姿へと変わってしまいます。そこで空海を信仰していた文覚(もんがく)上人が、東寺を再び甦らせるように動きましたが、東寺は何度も戦乱に巻き込まれてしまい、山城国一揆で伽藍が焼けてしまいました。なんとその後100年は、再建されることはありませんでした。1603年に豊臣秀頼によって復興が実現され、ほとんど元の姿へと戻ったと言われています。その後も、五重塔が落雷によって焼けてしまい、徳川家光が五重塔を寄進したと言われています。1965年には多くの人の望みにより、固く閉ざされていた金堂・講堂の扉が開かれ、1994年世界遺産条約により、古都京都の文化財としてユネスコ世界文化遺産に登録されました。[hr][/hr]
「東寺」の季節の移り変わりの美しさとは?
東寺は、桜の名所としての知名度が高いとは言えませんが、樹齢120年の大木と五重塔が作り出す美しい景色はとても美しいものになります。京都の春は観光客の方でとても混雑しますが、他の名所程は混雑しないため、ゆっくりと優雅に桜を見たいと思っている方には、おすすめの場所とも言えます。東寺の桜の見頃は、4月上旬頃になります。東寺が季節の移り変わりで見せる美しい景色は、春だけではありません。11月中旬から12月上旬にかけての紅葉のシーズンもとても魅力的な景色を見ることが出来ます。五重塔の境内には、250本ほどのカエデが植えられており、五重塔を取り囲むように深い紅色が広がり、見る人の心を癒してくれます。[hr][/hr]「東寺」へのアクセス方法
東寺は、京都の主要観光名所のなかでも、とてもアクセスしやすいと言える場所です。京都駅からは、直線距離にすると500mほどです。徒歩でも、15分ほどで行ける場所になります。もちろん京都市内はバスが多く走っているので、バスで行くことも出来ます。市営205、206系統のバスでは、次のバスがバス停に待機しているため、まるでシャトルバスのような状態ともいえるでしょう。その為、バスを待っている時間はほとんどないとも言えます。バスの所要時間としては20分ほどです。タクシーであれば、交通事情にもよりますが所要時間は3分ほどで着くことも可能になります。電車であれば、京都駅から近鉄京都線に乗り東寺駅で下車し、徒歩10分で着くことが出来ます。[hr][/hr]「東寺」の厄除けの指輪守りとは
東寺には、さまざまなお守りがあることも有名です。最も有名と言われているお守りが「指輪守り」とも言えるでしょう。人気アイドルグループ「嵐」のメンバーがお守りとして身につけていることで、多くの方が知ることとなりました。洋銀で作られた指輪型のお守りの効果は、災難や悪しきもの、病を避けると言われています。お値段もお手頃の為、多くの方が買っていかれるようです。ただこちらの指輪はフリーサイズの為、実際に指にするよりはチェーンなどを通してネックレスにするなど工夫をして身に着ける方もいるようです。もちろんご自宅の、神棚など綺麗で高いところに飾っておくのでもいいでしょう。指輪守りの他には、桜の季節の美しさにちなみ花を模したお守りなども人気があります。その中でも、水引で作られた藤の花が美しい「上品守」は、豊かな心と品性が培われると言われ、女性には嬉しいご利益を授かるお守りでもあります。恋愛祈願で人気なお守りは、恋の実と呼ばれその造形が、さくらんぼにハートという可愛らしさから、こちらも女性に人気が高いお守りになっています。[hr][/hr]「東寺」の概要
■営業期間午前8時~午後5時まで(午後4時半で受付終了)■所在地〒601-8473京都府京都市南区九条町1[hr][/hr]まとめさまざまな歴史の中で、建てられては朽ちてしまうということを繰り返しながら、現在の姿になった東寺です。この長い年月が作り出した風情ある建物を見ることが出来る私たちは、とても幸せだということを改めて感じることとなるでしょう。京都へお越しの際は、ぜひその佇まいをあなたの目で確かめてみてはいかがでしょうか。