桜が美しく眺めることが出来るのはここだけ。京都の神社をご紹介

京都-神社-桜-イメージ

世界的にも有名な観光地でもある京都。みなさん京都にどのくらいの神社や寺院があるかご存知ですか?その数、正式に登録されているもので京都市内の神社がおよそ800、寺院がおよそ1700もあると言われています。その中でも桜を最も美しく見られる神社や見所をご紹介していきましょう。

京都-平野神社-桜

■約60種類400本の桜が楽しめる「平野神社」
■長い期間お花見を楽しめる「賀茂別雷神社
■赤い鳥居と桜の景色が美しい「下鴨神社」
■京都では最も長い花期の名所「車折神社」

この中でおすすめの神社を3か所詳しくご紹介しましょう

まずは大事なポイント!2024年春の京都。今の桜の状況や見頃は?

桜-満開-綺麗京都の平年の開花は、3月28日になり、2024年最新の開花予測情報によると、2024年の京都のソメイヨシノの開花は、平年よりも早めの3月22-23日頃と予測されています。過去京都でもっとも開花が早かった年は、今から20年前の2002年、この年は平年よりも10日も早く3月18日に開花宣言が出されました。逆に最も開花が遅かったのは、今から38年前の1984年、この年は4月9日。平年よりも12日も遅くなりました。今年は平年よりも少し早めと考えてよさそうです。ただし桜は自然のものなので、今後の気候により開花時期は変動しますし、同じ京都でも地域や木々毎に前後します。カエデ京都マエストロページへ

桜が満開になるまでに…

桜-イメージ開花宣言後どのように桜は満開になっていくかを、ソメイヨシノを例えとしてみていきましょう。2月1日以降の最高気温の合計が600度を超えると開花すると言われ、800度を超えたときに満開になると言われています。桜の開花のタイミングは地域によってそれぞれです。ですが、おおよそ開花後5日~1週間で満開になると言われています。京都市内には、二条城内に標準木があり、その桜が5~6輪以上咲いたことで、開花宣言が出されます。このことから今年は3月22-23日が開花予想と言われているため、3月28日~4月3日頃が京都の桜の満開の時期と予想されます。

京都の桜の名所神社と言えば「平野神社」

京都-平野神社-桜-ライトアップ桜の社でも有名なこちらの神社は、とにかく珍しい種類の桜が多く見られるのが特徴になります。苑内には、平野神社の代表的な桜「魁桜」「寝覚桜」「平野妹背桜」「手弱女桜」「突羽根桜」などさまざまな品種の桜が植えられています。約60種類、400本の桜が美しい世界を作り出しています。また平野神社の魅力は、長い期間桜を楽しめることです。品種が多いことにより、おおよそ約1ヶ月間も美しい桜の景色を楽しめます。また、3月下旬から4月中旬ごろまで、夕方から午後9時頃まで、ライトアップも行われ夜桜を見ることも出来ます。桜の季節は、花見茶屋も出店されます。赤い野立傘に赤いクロスをかけた座席がいたるところに配置され、風情ある京都のお花見を楽しむことが出来ます。花見茶屋は事前に電話で予約をすることが出来るので、足を運ぶ方はぜひ事前に予約を入れることをおすすめします。

世界文化遺産と桜が作り出す絶景が見られる「上賀茂神社」

京都-上賀茂神社-桜京都市北区にある京都で最も古い神社の1つが、賀茂別雷神社になります。通称は上賀茂神社と呼ばれています。世界文化遺産に登録されている神社になります。上賀茂神社で見られる桜は、銘木「斎王桜」や、「御所桜」などになります。ここの神社でも、多くの品種の桜が植えられているので、開花時期がずれることで、3月中旬から5月上旬頃まで、美しい桜の景色を楽しむことが出来ます。ぜひ見て頂きたいポイントは、鳥居付近になります。この付近には馬出しの桜と斎王桜が咲き誇っています。斎王桜は、ピンク色をしたベニシダレザクラになります。斎王というのがぴったりな美しい桜は、来る人の心を癒してくれる景色を作り出しています。斎王桜の北側には、御所桜があり上賀茂神社の桜の中では、早咲きの桜になります。他の桜に比べて、1週間程早く開花するので春の訪れを運んでくるそんな桜になります。こちらは白い花を咲かせるシダレザクラになります。それぞれ見頃がずれているので、御所桜は、4月上旬が見頃となり、斎王桜は、4月中旬が見頃になります。

「桜の宮」と呼ばれた【車折神社(くるまざき)】

さきにご紹介したように京都の車折神社は花期が長いことで有名です。最近はテレビやネットでの紹介も多く、境内にある摂社「芸能神社」も話題となり、パワースポットとして多くの人々に注目されています。かつては「桜の宮」と呼ばれていたという、京都市右京区の車折神社。京福電鉄(嵐電)の嵐山本線「車折神社」駅を降りてすぐとアクセスに便利な立地です。車折神社は平安末期の貴族・儒学者で、政治手腕の高さで知られた清原頼業(きよはらのよりなり)をお祀りしている神社です。頼業が亡くなった後、彼のこよなく愛したという桜がたくさん植えられ、それが現在の境内となっている。創建当初から「桜の宮」と親しまれていましたが、後嵯峨天皇(1220-1272)が嵐山にお出かけになられた時、この車折神社の前で牛車が壊れて(引き棒が折れた)動かなくなったことから、車折神社と呼ばれるようになったと言われています。(諸説あり)桜の品種として、現在は約15品種40本の桜が管理されています。例年では3月上旬にカワヅザクラが見頃を迎え、華やかに咲き誇る有名なソメイヨシノなどが咲いた後、香気がある「匂い桜」が4月下旬に満開となるスケジュールで約2ヶ月弱の長期間花見が楽しめます。今年は暖冬と寒波の影響で時期が前倒しになるのではないでしょうか。 日本画家の冨田渓仙が寄贈奉納した枝垂れ桜の「渓仙桜」が咲く3月下旬が、一番賑やかになります。

【例年では】
河津桜 3月上旬~下旬
寒緋桜 3月上旬~下旬
渓仙桜 3月下旬~4月上旬
サトザクラ 4月上旬~中旬

境内にある「芸能神社」も情報誌やインターネットなどで紹介されることが多くなり人気のスポットとして訪れる観光客が多いです。芸能の女神アメノウズメノミコトを祭神とし、多くの芸能・芸術関係者から注目を集め、芸能人や人気タレントさんから奉納された玉垣がずらりと並んでいます。有名タレントの名前が入った玉垣がたくさんあり、ファンがその前で記念撮影をしていることもよく見かけます。桜を観賞しながら、有名芸能人の玉垣を探してみるのも楽しいひと時です。

今年は京都の神社でゆったりとお花見を楽しんでみませんか?

2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。

京都-仁和寺-桜

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