
山科区の観光物件は、京都観光の中でも穴場のような扱いがされることもあります。しかし同じ京都市に属するとはいえ、山科は京都とは地理的にも隔たっており、もとより別地域のようなところもありました。穴場と呼ぶことの是非は措くとしても、山科地域の観光物件について一度、振り返ってみるのも悪くありません。
京都観光の対象は、地理的にはおもに京都盆地に点在する神社仏閣を中心に行われます。金閣寺や銀閣寺はもちろん京都盆地の内側に含まれますし、東山の清水寺や嵐山の天龍寺などはほぼ東西の境界線付近に位置するスポットです。比叡山延暦寺についても、行政区分では大津市になったとしても地理的には境界線のスポットといえます。つまり、京都盆地および周囲の境界線付近のスポットが、いわば京都観光の対象となっているわけです。そういう地理的な理解を当てはめた時に異質性が浮かび上がるのが、行政区でいうところの伏見区と山科区です。伏見区については別のところでも触れましたので、今回は山科区についてのお話です。山科盆地
毘沙門堂の紅葉

大石神社と勧修寺

締めの醍醐地区
