竹林とは字のごとく竹の道を指します。全国の中でも、より日本らしく美しい竹林を見られるのが、京都になります。この絶景が見られる場所が、嵐山になります。京都の観光名所の中でも、人気が高い場所とも言えるでしょう。さて、竹林の道の魅力を知り、旅のプランに入れてみませんか?
嵐山も竹林の小径は,全長400m程になります。位置としては、野宮神社から天龍寺の北側を進み、大河内山荘庭園までの道に位置しています。この竹林の小径は、空が見えなくなる程の背丈が高い竹が植えられています。地上から一直線に竹は伸びていきますが、段々と上の方になるにつれて内側に倒れ込んできます。これが左右から道の上を覆いかぶさる様な形になります。その姿は、まるで竹のトンネルをくぐっているような感覚になるとも言えるでしょう。こちらに植えられている竹は、野宮神社の近くに生えている真竹で、野宮竹とも呼ばれています。京都の竹林の小径は、どの季節もとても美しい景色を作り出します。その中でも、ライトアップされた竹の姿を見られるのが、冬の時期になります。このライトアップされた景色は何とも言えない幻想的な景色を生み出しています。さて、この1年に1回しか見られない魅力的な景色をあなたも見てみませんか?
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竹と温かい光が美しい灯篭が作り出す花灯篭とは
先ほど少しお話した1年に1度期間限定で、この竹林のライトアップが行われます。その催しが、京都・花灯路と言います。2018年は、12月8日~17日の約1週間行われていました。この催しは、竹のライトアップが美しいのはもちろん他にも見所がたくさんあります。
京都・花灯路が始まったのは、今から16年前の平成15年になります。この催しのコンセプトは「灯り」になります。京都・花灯路の発祥の地は、京都の東山地区になります。京都の観光名所として、更なる発展の為に、考えられた催しになります。京都には世界遺産や国宝など国や世界の宝が多く残されている地になります。その歴史的な景色を、灯篭の灯りや花で彩り、多くの観光客の目を楽しませてくれます。嵐山の地域は、平成17年12月より実地されるようになり、今では京都の一大イベントへと成長したと言えます。
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嵐山で見られる京都・花灯路の魅力
京都のいけばな協会とコラボレーションし、灯りと花の路沿いに大きな器を使った生け花が展示されます。その他にも、渡月橋の山々や橋の麓などのライトアップは何とも言えない壮大で幻想的な景色を見る事が出来ます。またコトノハ行灯、お絵かき行灯、嵐山ご当地キャラスタンプラリーなど、体験型のイベントも行われているので、カップルのデートでも、ご家族連れでも、幅広い年代の方が楽しむ事が出来るイベントになっています。この期間中は寺院、神社、文化施設の特別拝観も行われます。常寂光寺、野宮神社、天龍寺、宝厳院、法輪寺、来社、嵯峨嵐山文華館もぜひこの機会に足を運んでいただきたい名所になります。
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京都・花灯路の混雑状況や詳細
週末は混雑必須と考えておくといいでしょう。平日であればさほどの混雑はありませんので、狙い目としては平日がおすすめになります。この季節に心配なのが天気ですが、雨天の場合でも、灯りの花の路といけばなプロナムードは見る事が出来ます。普段のお出かけでは、雨となると足を運ぶのを辞める方もいるかと思いますが、風情あふれる京都では、雨もまたひとつの美しさなので、ぜひその時にしか見られない景色を楽しんでみてもいいでしょう。
■点灯時間
午後5時~午後8時半
■アクセス
京都駅から市バス28系統嵐山天龍寺前で下車、もしくは京都バス71~73系統、83系統嵐山下車がおすすめです。電車の場合は、JR嵯峨野線の嵯峨嵐山駅で下車になります。
さて冬の京都の一大イベントに足を運んでみてはいかがでしょうか?