【更新:11月19日現在 紅葉の状態:色付き始め】
北野天満宮は、菅原道真公をご祭神としてまつり、全国12000社の天満宮の総本社にして、天神信仰発祥の神社だ。学問の神様として信仰を集める北野天満宮。京都では親しみをこめて「北野の天神さん」、「北野さん」と呼ばれています。秋がくれば、境内の「史跡御土居のもみじ苑」では、御土居一帯には約350本のカエデが鮮やかに彩り、錦秋の絶景が楽しめる。
北野天満宮の紅葉の見頃はいつ?
2024年10月25日(金)~12月8日(日)9:00~16:30
ライトアップ公開期間: 11月9日(土)~12月8日(日)9:00~20:00
もみじ苑の料金は茶菓子付きで1200円(子供600円)。
北野天満宮の紅葉ライトアップ
北野天満宮の紅葉シーズンの混雑状況は?
京都の紅葉シーズンは、全国からの観光客も多く、長蛇の列や混雑を覚悟している方が多いと思いますが、未だ、インバウンドが少ない2022年は、北野さんは狙い目です。やはり、菅公をまつられ、学問の神様として、又、梅で著名なことと、御土居一帯の境内の広大さと相まって、京都の紅葉で、混雑を避ける、穴場的スポットです。ライトアップも有り、日中から20時まで、時間も長く拝観できることも混雑を避けやすい一因ですね。
北野さんの魅力
学問の神様、全国天満宮の総本社
北野天満宮といえば、やはり学問の神様。菅原道真公を祀られている総本社。皆さんの信じるところは、学業上達・受験合格のお守りですね。多くの受験生や、修学旅行生が訪れます。
史跡御土居の紅葉苑
豊臣秀吉が築いた「御土居」のもみじ苑は約350本の樹木が植えられ、中には樹齢350年、400年を越す「三又の紅葉」の古木もある。紅葉は、御祭神菅公がこよなく愛でられた梅と同様に御縁のある樹木で、境内を彩る。御土居に沿って流れる紙屋川水面には赤や黄色に染まった木々が映え、錦繍の世界へ誘う。
三光門と国宝の社殿
国宝の社殿は、総面積約500坪の雄大な桧皮葺屋根をいただき、菅原道真公をおまつりする本殿と拝殿が石の間という石畳の廊下でつながり、神社建築の歴史を伝える貴重な遺構で、黄金色に輝く装飾、精緻な彫刻の数々は絢爛豪華な桃山文化を今に伝えます。毎月25日のライトアップでは吊燈籠に火が灯り、幻想的な景観です。
春を告げる「天神さんの梅開き」北野の梅園
北野天満宮には、菅原道真公ゆかりの梅50種約1,500本があり、花の時期には約2万坪の境内一円で紅白の梅が咲き競います。2月上旬頃に梅苑を公開。開苑期間は例年2月初旬から3月下旬で、白梅、紅梅、一重、八重と、とりどりに咲く梅の間を縫うように散策路が延び、お茶とお菓子を供する茶屋も開かれます。梅花祭と梅花祭野点大茶湯も行われ、毎年多くの観梅者でにぎわいます。
北野天満宮の基本情報
アクセス:
JR京都駅より市バス50・101系統
●JR・地下鉄二条駅より市バス55系統
●JR円町駅より203系統
●地下鉄今出川駅より市バス51・102・203系統
●京阪出町柳駅より市バス102・203系統
●京阪三条駅より市バス10系統
●阪急大宮駅より市バス55系統
●阪急西院駅より市バス203系統
●京福電車白梅町駅より徒歩5分
いずれも北野天満宮前下車すぐ
北野天満宮周辺のおすすめ紅葉スポット
北野天満宮から、すぐお隣の上七軒も風情がありますし、そして北野さんの南から、「嵐電」の始発駅「北野白梅町」が5分程にあります。教科書にも有る竜安寺や、除夜の鐘で有名な妙心寺、そして御室仁和寺と、まさにレトロな嵐電で巡る京の名跡が続きます。帷子ノ辻までの嵐電名物「桜のトンネル」も魅力的ですし、終点・嵐山へも足を延ばせるのです。京都半日・1日観光に、もってこいのコースですね。しかも、とても通なコースと言えます。
上七軒 北野をどり
北野天満宮の社殿から横へ抜けて、横断歩道を渡れば直ぐ、お隣の上七軒です。風情がありますし、京都最古の花街、上七軒の歌舞練場も近く、北野をどりや舞妓さんと会えるビアガーデンは風物詩です。上七軒には京都ならではの、おうどん屋さんや茶店、料亭、やきもち屋さんが有名、ちょっと一息出来ます。
「嵐電」北野さんから嵐山を繋ぐ路面電車
北野天満宮の南から、北野白梅町駅から帷子ノ辻まで3.8kmの路面電車です。そこで、嵐山と四条大宮を繋ぐ嵐山本線とつながります。多くの観光客はもちろんのこと、京都市民の大切な移動手段となっています。ちょうど、「晴明神社」から、歩いて20分、北野さんを漫喫してから「嵐電」で更に京都を堪能されるのはいかがでしょうか。嵐電沿いには5つの世界遺産を含む多くの観光名所が連なっています。妙心寺、竜安寺、仁和寺などへ足を運ばれるのも良いし、春ならば、桜のトンネルを通ると、それは幻想的な光景です。
世界遺産の仁和寺 御室桜と紅葉、五重塔に金堂と、圧巻の景色
【更新:8月24日現在 紅葉の状態:青紅葉】
仁和寺は、仁和4年(888年)に宇多天皇によって建立された寺院で世界遺産に登録されており、広大な境内には魅力的な絶景の宝庫と言えます。春の御室桜は遅咲きで長く楽しめるし、紅葉彩る五重塔はまさに絶景と言えます。皇室ゆかりの茶室や御殿は雅そのもので、なんと最近、その文化に触れる機会を得て特別な宿泊体験も限定ながら、味わえる様になりました。
教科書でも見る世界の石庭と紅葉、龍安寺
【更新:12月5日現在 紅葉の状態:今が見頃】
龍安寺(りょうあんじ)は臨済宗妙心寺派の禅寺で、枯山水の庭園である石庭が有名です。石庭の後ろには色鮮やかな楓が色を添えており、特別名勝に指定されるこの名庭を秋色に染めています。龍安寺庭園の名のつく庭園は、鏡容池を中心にした池泉回遊式庭園で、水面に反射する紅葉が美しく、自然豊かな美しい庭園になっています。
【電話番号】075-463-2216
【拝観時間】8:00~17:00 ※12~2月は8:30~16:30
【拝観料】大人500円・小中学生300円
【アクセス】京阪本線三条駅から市バス59系統山越行きで40分「竜安寺前」下車すぐ・嵐電北野線龍安寺駅から徒歩7分
足利尊氏が創建した等持院
【更新:8月24日現在 紅葉の状態:青紅葉】
等持院は足利尊氏の建てたお寺で、心字池と芙蓉池という2つの池を持つ庭園は紅葉が秋色に水面を染め、ゆっくりと散策したくなる美しい景色となります。特に白砂の庭園の奥に真っ赤に彩る紅葉は見応えがあります。京都では穴場的スポットで、混雑は少なく、落ち着いて紅葉を楽しめるので、金閣寺と合わせてゆっくり訪れてほしいスポットです。
【電話番号】075-461-5786
【拝観時間】9:00~16:30
【拝観料】500円
【アクセス】市バス「立命館大学前」下車徒歩約10分
天龍寺
【更新:8月24日現在 紅葉の状態:青紅葉】
京都の西端に位置している天龍寺は、紅葉のシーズンでも比較的混雑が少なく、ゆったりと美しい紅葉を堪能することができる寺院です。夢窓疎石作の曹源池庭園で嵐山を借景とした紅葉を眺められるだけでなく、参道や庫裡前など色々な場所で紅葉を眺めることができます。曹源池庭園の西にある「紅葉のトンネル」も、見どころの一つです。「早朝が最も美しい」と言われている天龍寺では、紅葉時期には早朝拝観も行われています。
3月21日~10月20日 8:30~17:30
10月21日~3月20日 8:30~17:00
【拝観料】
■庭園(曹源池・百花苑)
高校生以上 500円
小・中学生 300円
未就学児 無料
■諸堂(大方丈・書院・多宝殿)
庭園参拝料に300円追加
■法堂「雲龍図」特別公開
一人500円(上記通常参拝料とは別)
※土日祝日のみ[春秋は毎日公開期間あり]
9時~17時(10月21日~3月20日は16時 閉門)
【電話番号】
075-881-1235
アクセス
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68
◯ JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅から徒歩で13分
宝厳院 幻想的なライトアップ
【更新:8月24日現在 紅葉の状態:青紅葉】
天龍寺の塔頭でほど近い場所に位置する宝厳院。「獅子吼の庭」と呼ばれている回遊式の庭園が鮮やかに染められた風景は、秋ならではの美しさです。
見ごろ:11月中旬~12月上旬
【電話】075-861-0091
【拝観時間】9:00~17:00 ※特別拝観期間以外は参拝不可。
【秋の特別拝観】 2023年10月8日(土)~12月11日(日)
【2023宝厳院(ライトアップ&夜間特別拝観)】 2023年11月12日(土)~12月4日(日)※予定 午後5時30分~8時30分閉門(8時受付終了)
【拝観料】大人600円 小中学生300円
【アクセス】バス:「嵐山天龍寺前」下車徒歩約5分・電車:JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約15分