紅葉狩りスポットの穴場!京都植物園で美しい紅葉を楽しむ方法をご紹介!

紅葉狩りスポットの穴場!京都植物園で美しい紅葉を楽しむ方法をご紹介!

季節を問わず多くの観光客が訪れる京都ですが、特に紅葉の時期になるとよりたくさんの観光客で賑わい、京都の定番観光スポットはどこへ行っても混雑必至の状態になります。紅葉の名所として有名な観光スポットもいいですが、ゆったりと散策を楽しみながら秋の京都を堪能するなら、「京都植物園」がおすすめです!比較的混雑が少なく、広い敷地内をゆったりと散策することができます。この記事では、京都植物園での紅葉狩りに役立つ情報をご紹介いたします。

紅葉狩りに植物園?!」と思われるかもしれませんが、京都植物園は知る人ぞ知る紅葉の穴場的スポットです。京都植物園は大正13年に開園した日本最古の公立総合植物園で、24haの広大な敷地には約12000種類の植物が植栽されています。特に、秋になるとモミジやイチョウなど約500本の木々が色とりどりに紅葉し、訪れる観光客の目を楽しませてくれます。

最も美しい紅葉の見頃は?

植物園の紅葉京都植物園での紅葉の見頃は、例年11月中旬から12月上旬とされています。ただし、その年の気候によって時期が多少前後することがありますので、紅葉狩りにお出かけの際は最新の情報をチェックしましょう!

京都植物園の紅葉の見どころは?

広大な敷地を持つ京都植物園での紅葉の見どころは、なからぎの池周辺の紅葉や、アジサイ園付近のフウの大木です。特に、池の水面に映る色鮮やかな紅葉の様子は、素晴らしいものです。また、東西方向に200m続くくすの木の並木道をのんびりと散策するのもおすすめです。

京都植物園で行われるイベント

秋の紅葉シーズンになると、京都植物園ではさまざまな催しが行われます。紅葉の見ごろとなる11月は、様々な思考を凝らしたたくさんの催しが行われます。2025年は、紅葉シーズンや冬季の期間にライトアップを含め、光の演出のイベントが開催されます。
イベント名:【Light Cycles Kyoto】
普段見ることのできない、光とアートに包まれた幻想的な夜の植物園へ。京都府立植物園で開催される『LIGHT CYCLES KYOTO』。
日本最古の公立植物園を舞台に、四季折々の自然を彩るライトアップと、光と音が織りなす没入型アート体験を満喫。
世界最高峰のマルチメディア・スタジオMoment Factoryが演出する、京都の夜に広がる幻想的な世界へ。
10月1日~2月28日(予定):18:00~21:30 (最終入場20:30)
3月1日~3月31日(予定):18:30~21:30 (最終入場20:30)
※月曜休演。月曜が祝日の場合は開演し、翌火曜が休演。
①大人(高校生以上):平日2,300円~ 休日2,700円~
②小人(小中学生):平日1,100円~ 休日1,400円~
※変動価格制のため詳細はライトサイクル京都のホームページをご覧ください。

京都植物園へのアクセス

電車を利用する場合は、地下鉄「北山駅」からすぐ、もしくは京阪電鉄「出町柳駅」からバスに乗り、「植物園前」で下車して徒歩5分です。車でお出かけの場合は名神高速道路京都南ICから北山方面へ約45分です。駐車場もありますので車でのお出かけも可能ですが、紅葉シーズンの京都の道路は混雑が予想されています。スムーズに観光するなら、電車を利用することをおすすめします。
【所在地】京都市左京区下鴨半木町
【電話番号】075-701-0141
【時間】9:00~17:00 (入園は16:00まで) ※温室 10:00~16:00(入室は15:30まで)
【入園料】大人500円、高校生250円、シニア(65歳以上)250円

京都植物園からアクセスしやすい周辺の紅葉の名所

京都植物園の周辺には、他にも美しい紅葉を見ることができる観光名所が点在しています。その中でも、特に京都らしい秋を堪能できるおすすめスポットをご紹介します。永観堂の紅葉

永観堂 禅林寺

古今和歌集で「モミジの永観堂」と詠まれるほどの美しい紅葉で有名な永観堂の紅葉の見ごろは、例年11月中旬すぎからとされています。約3000本のイロハモミジやオオモミジが池泉回遊式庭園を色鮮やかに彩る様子は、素晴らしいものです。また、多宝塔や御影堂を取り囲むように紅葉した木々の葉も、圧倒的な美しさ。夜間ライトアップが行われ、昼間とは雰囲気の異なる幻想的な紅葉の風景を楽しむことができます。アクセスは、電車を利用する場合は地下鉄「蹴上駅」から徒歩約15分、バスを利用する場合はJR京都駅から市バス5系統岩倉操車場行きで約35分の「南禅寺・永観堂道」で下車して徒歩約3分です。駐車場はありませんので、注意しましょう。
【所在地】京都市左京区永観堂町48
【電話番号】075-761-0007
【拝観時間】9:00~17:00(受付終了16:00)
【拝観料】600円(秋の寺宝展期間中は1,000円 期間:2025年11月11日~12月10日)(ライトアップ 700円 17:30~20:30)※寺宝展とライトアップは入替制のため継続しての拝観は不可)ライトアップの開始日は2025年11月15日となります。
圓光寺の紅葉

圓光寺

開基は徳川家康ということでも知られている「圓光寺(えんこうじ)」。晩秋の紅葉が美しいことで知られている庭園は、言うまでもなく圓光寺の紅葉の見どころです。この庭園の紅葉は、書院の中からじっくりと眺めるのがおすすめです。書院の柱を額縁に見立てて庭園を楽しむ人も多く、写真におさめればSNS映えすること間違いなしです。叡山電車「一乗寺」で下車し徒歩約15分、市バスを利用する場合は「一乗寺下り松町」で下車し手徒歩約10分です。
【所在地】京都府京都市左京区一乗寺小谷町13
【電話番号】075-781-8025
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】大人:500円、中高生:400円、小学生:300円
2025年は秋の紅葉時期は予約制の特別拝観となります。
期間:11月10日(月)~12月10日(水)・拝観時間:午前8時~午後5時・予約:この期間の拝観は事前のご予約が必要です。
・拝観料:大人1,500円、高・中・小学生 800円

他にも!京都の穴場的な紅葉の名所

京都には、「京都植物園」の他にも美しい紅葉をゆっくりと堪能することができる名所があります。

源光庵

本堂にある、丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」が有名な源光庵では、美しい紅葉を堪能できることも密かに知られています。見どころは、やはりこれら2つの窓からの紅葉の眺めではないでしょうか。例年、11月中旬~11月下旬が紅葉の見頃とされています。
【所在地】京都府京都市北区鷹峯北鷹峯町47
【電話番号】075-492-1858
【拝観時間】9:00~17:00(紅葉シーズンは8:30~16:30)
【拝観料】400円(紅葉シーズンは500円)
【アクセス】市バス「鷹峯源光庵前」下車徒歩約1分

光悦寺

光悦寺は、江戸時代の工芸家である「本阿弥光悦」にゆかりのある土地に建つお寺として知られています。光悦寺での紅葉の見頃は例年11月下旬とされていますが、11月上旬頃の「薄もみじ」と呼ばれる浅く色づいた紅葉の様子も美しいと言われています。
【所在地】京都府京都市北区鷹峯光悦町29
【電話番号】075-491-1399
【拝観時間】8:00~17:00
【拝観料】大人400円(紅葉シーズンは500円))※11月10日~11月13日は拝観中止
【アクセス】地下鉄北大路駅そばの「北大路バスターミナル」から市バスに乗車し、「鷹峯源光庵前」下車徒歩約3分

常照寺

常照寺は、約5000坪もの広さの境内を持つ寺院で、秋になると見事な紅葉で訪れる人々の目を楽しませてくれます。参道でゆったりと京都の秋を感じてはいかがでしょうか。
【所在地】京都市北区鷹峯北鷹峯町1
【電話番号】075-492-6775
【拝観時間】8:30~17:00
【拝観料】400円(紅葉シーズン中は500円)
【アクセス】市バス「鷹峯源光庵前」下車徒歩約3分
 

厭離庵

厭離庵は、紅葉シーズンだけ公開されています。奥まった所にあるため若干見つけにくいですが、そのためかあまり知られていない穴場スポットとなっています。清涼寺から西へ向かって少し歩いた所に看板が出ています。
【所在地】京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
【電話番号】075-491-1399
【公開日】:11月1日~12月7日のみ公開 それ以外は要予約
【拝観時間】:9:00~16:00
【拝観料】特別公開・・・志納(500円ぐらい)
【アクセス】市バス「嵯峨釈迦堂」から徒歩約10分

愛宕念仏寺

一般参拝者が彫ったという千二百羅漢と紅葉のコラボレーションが素敵です。愛宕念仏寺まで行った際は近くの化野念仏寺も一緒に見て回ることをオススメします。庭園自体は小さいのですが、庭一面を覆う真っ赤なモミジが素晴らしく、まるで別世界に入り込んだかのような感覚になります。
【所在地】京都市右京区嵯峨鳥居本深谷町 2-5
【電話番号】075-865-1231
【拝観時間】8:00~16:15
【拝観料】500円(10歳以下は無料)※定休日:毎週水曜日・土曜日となります。【アクセス】京都バス「愛宕寺前(おたぎでらまえ)」下車、徒歩すぐ

勝持寺

勝持寺は、桜の名所として広く知られる場所ですが、紅葉も非常に美しいです。ここに来た際は近くの大原野神社も合わせて拝観するのがオススメです。
【所在地】京都市西京区大原野南春日町1194
【電話番号】075-331-0601
【拝観時間】9:30~16:30(受付16:00まで)
【拝観冥加料】大人500円 中高生400円 小学生300円
【アクセス】阪急電車「東向日駅」下車し、阪急バス「南春日町」下車、徒歩20分

大法院

妙心寺塔頭の大法院は、普段は非公開の場所ですが、秋になると一ヶ月間特別公開(11月1日~11月30日:拝観時間9時~16時)が行われます。お庭は小さめですがとても落ち着いていて居心地の良い空間です。お抹茶と一緒にお茶菓子もいただくことができます。
【所在地】京都府京都市右京区花園大藪町20
【電話番号】075-461-5162
【拝観時間】通常非公開
【アクセス】JR嵯峨野線「花園駅」下車、徒歩10分

妙覚寺

妙覚寺には、紅葉が密集して植えられている珍しいタイプの庭園があります。庭園を拝観すると、お茶とお茶菓子を出してもらえます。妙覚寺は、一般公開はされているのですが、法要や行事などで拝観できないことがあるので、確認してから向かうようにしましょう。
【所在地】京都市上京区上御霊前通小川東入下清蔵口町135
【電話番号】075-441-2802
【拝観時間】9:30~15:30
【拝観料】境内自由(本堂・庭園は大人500円)
【アクセス】市バス「天神公園前」下車、東へ徒歩約5分
地下鉄烏丸線「鞍馬口駅」下車、西へ徒歩約4分

金福寺

松尾芭蕉や与謝蕪村がゆかりとなっている金福寺は、紅葉の名所として知られ、境内は広すぎずこじんまりとしています。本堂前の枯山水庭園をモミジが囲むように配置されていていて、白砂と赤色・オレンジ色の紅葉が対比していて、美しさが増しています。
【所在地】京都市左京区一乗寺才形町20
【電話番号】075-791-1666
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】大人500円
【アクセス】叡山電車「一乗寺駅」下車、徒歩約20~30分
市バス「一乗寺下り松町」下車、徒歩約5分

十輪寺

十輪寺は、三十六歌仙の一人・在原業平がゆかりとなっているお寺で、別名「なりひら寺」とも呼ばれています。樹齢800年にもなる大樟樹と「なりひらもみじ」が見ごたえ抜群です。
【所在地】京都市西京区大原野小塩町481
【電話番号】075-331-0154
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】拝観料 400円
【アクセス】阪急電車「東向日駅」下車
阪急バス66系統に乗り換え「小塩」下車(約20分)徒歩約1分

等持院

池泉回遊式の庭園、東の「心字池」と西の「芙容池」とで構成されていて、池の周りを歩きながら彩り豊かな紅葉を楽しむことができます。
【所在地】京都市北区等持院北町63
【電話番号】075-461-5786
【拝観時間】9:00~16:30(16:00受付終了)
※年末年始12月30日~1月3日の5日間のみ 9:00~15:00(14:30受付終了)
【拝観料】大人・600円 小人・300円 その他・抹茶 600円 梅昆布茶 500円 番茶 400円もあります。
【アクセス】京福電車「等持院駅」下車、徒歩約10分

鹿王院

何といっても印象強いのは、最初に目に入ってくる参道を彩る紅葉の美しさです!庭園では、嵐山を借景として舎利殿と真っ赤に染まった紅葉のコラボレーションを贅沢に味わうことが出来ます。
【所在地】 京都市右京区嵯峨北堀町24
【電話番号】075-861-1645
【拝観時間】9:00~17:00
【拝観料】大人600円
【アクセス】京福嵐山本線「鹿王院駅」下車、徒歩2分 JR山陰本線「嵯峨嵐山駅」下車、徒歩7分

法然院

法然院は、贅沢にも無料で紅葉を楽しむことが出来ます。白砂壇が左右にあり、その間を通ることによって心が清められるそうです。
【所在地】京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30番地
【電話番号】075-771-2420
【拝観時間】6:00~16:00
(方丈庭園や方丈の襖絵、中庭の三銘椿等の拝観は、4月1日7日と11月1日7日の伽藍内特別公開の期間のみ)
【拝観料】無料(伽藍内特別公開の期間中、伽藍内の拝観は有料)
【アクセス】市バス「錦林車庫前」下車、徒歩10分

光明院

紅葉名所として有名な「東福寺」からほど近い穴場スポット「光明院」通称「虹の苔寺」といわれ、「そうだ 京都、行こう。」のポスターに起用された観光スポットです。見どころは、枯山水庭園(波心の庭)や、吉野窓(通称:丸窓)から眺める紅葉です。
【所在地】京都府京都市東山区本町
【電話番号】075-561-7317
【拝観時間】9時~16時
(方丈庭園や方丈の襖絵、中庭の三銘椿等の拝観は、4月1日7日と11月1日7日の伽藍内特別公開の期間のみ)
【拝観料】500円 2025年10月31日から11月30日期間は2階特別拝観実施のため1000円
【アクセス】JR、京阪電車「東福寺駅」

寂光院

苔の庭園で有名な「三千院」から近い穴場スポット「寂光院」(じゃっこういん)平清盛の娘である、建礼門院(けんれいもんいん)が余生を送ったお寺として知られています。
【所在地】京都府京都市左京区大原
【電話番号】075-744-3341
【拝観時間】9時~17時(変動あり)
【拝観料】600円
【アクセス】京都バス「大原」

北野天満宮

親しみ溢れる“天神さん”で知られる「北野天満宮」。紅葉シーズンにのみ特別公開される「もみじ苑」が見どころです。ライトアップも人気を集める理由です。
【所在地】京都府京都市上京区馬喰町
【電話番号】075-461-0005
【拝観時間】5時30分~17時30分(変動あり)
【もみじ苑公開とライトアップ同時開催】
2025年11月1日(土)~12月7日(日)(9時~16時 もみじ苑/日没~20時 ライトアップ)
【料金(拝観料)】1200円
【アクセス】京福嵐電「北野白梅町駅」

神護寺

高雄山は神護寺、栂尾山は高山寺、槇尾山は西明寺の三大名所で知られる三尾は、京都市内の中でも山腹に位置することから早い時期から色づく紅葉の名所です。中でも神護寺は京都を代表する紅葉スポットとして人気を集めライトアップも行われます。
【所在地】京都府京都市右京区梅ヶ畑高雄町
【電話番号】075-861-1769
【拝観時間】9時~16時(秋のライトアップは20時まで)
【拝観料】1000円
【アクセス】JRバス「山城高雄」、 市バス「高尾」

宝厳院

一年の中で春と秋にだけ限定で特別公開される「宝厳院」(ほうごんいん)。見どころは“獅子吼(ししく)の庭“を彩る紅葉です。また紅葉シーズンにのみライトアップイベントも行わます。
【所在地】京都府京都市右京区嵯峨天龍寺
【電話番号】075-861-0091
【拝観時間】2025年10月4日~12月14日(9時~17時)
【拝観料】700円 夜間特別拝観:2025年11月14日~12月7日(17時30分~20時30分)
【拝観料】1000円
【アクセス】京福電車・阪急電車「嵐山駅」

錦雲渓

錦雲渓と呼ばれる、清滝~清滝川を抜け高尾へと続く散策コースが紅葉穴場スポットとしておすすめです。アップダウンが少ないため、渓流沿いを飾る紅葉をゆったりと歩きながら楽しむことができます。
【所在地】京都府京都市右京区嵯峨清滝
【アクセス】京都バス「清滝」駅」

清閑寺

清閑寺は平家物語で悲恋として語られている高倉天皇と小督の寺院です。紅葉シーズンは階段が多いからか、さほど混雑することもなく、激戦区の京都の紅葉シーズンをゆったりと楽しむことが出来るまさに穴場的スポットです。高台という立地条件から、境内奥の要石からの京都を一望できるその眺めは最高です。もちろん紅葉も見応え抜群です。
【所在地】京都府京都市東山区清閑寺歌の中山町3番地
【電話番号】075-561-7292
【拝観時間】8:00~16:00
【拝観料】志納金制
【アクセス】京阪バス清閑寺 山ノ内町下車徒歩 10分

まとめ紅葉シーズンは、京都の定番観光スポットはどこへ行っても混雑必至の状態になります。紅葉の名所として有名な観光スポットもいいですが、ゆったりと散策を楽しみながら秋の京都を堪能するなら、「京都植物園」がおすすめです。周辺には「永観堂 禅林寺」や「圓光寺」といった紅葉の名所も点在しています。