豆腐・漬物・柚子味噌……京都の老舗の味を自宅の食卓で!

京都の老舗の味

家庭の食卓から料亭の座敷まで、京都で長年愛され続ける豆腐や漬物、柚子味噌。お気に入りを持ち帰って、自宅でも京都の老舗の味わいを楽しみませんか? いつもの食卓がさらにおいしくなる逸品の数々をご紹介します。

嵯峨豆腐 森嘉創業150年以上の歴史を誇るこちらの老舗豆腐店は、料亭から主婦まで幅広いファンを持ち、川端康成や司馬遼太郎の作品の中に登場したこともあるほど京都有数の人気店として知られています。厳選された大豆と地下水を使って手作りされる豆腐は、すまし粉で固めるのが最大の特徴。やわらかいのに煮崩れせず、つるんとなめらかな食感に仕上がっています。嵯峨豆腐「嵯峨豆腐」443円は一般の豆腐と比べるとかなり大きめですが、さらりとした味わいでぺろりと食べられます。湯豆腐でも冷奴でもおいしくいただけますが、温めることでふわっとしたよりなめらかな食感を楽しめます。豆腐生地で包んで揚げた「ひろうす」銀杏やゆり根などを豆腐生地で包んで揚げた「ひろうす」1個222円は、食卓にもう一品欲しいときにも重宝しそう。だしで炊いてからどうぞ。油揚げふんわりした皮と揚げ油の香ばしい風味を楽しめます「油揚げ」1枚222円も、大きなサイズがうれしいですね。

四季の移ろいを目と舌で味わう「大安 本店」の漬物

老舗京漬物店「大安 本店」毎日の食卓に欠かせない漬物。日本人のソウルフードでもある漬物は身体によい発酵食品として外国人からの注目も浴び、特に京漬物は日本料理の一品として愛されています。明治35年(1902)創業の老舗京漬物店「大安 本店」では、漬物に使う野菜はもちろん副原料まで国産にこだわり、化学調味料を使用せず秘伝のだしと吟味された素材で仕上げられているのが自慢。店内には旬の野菜の旨みを引き出した漬物がズラリと並び、本店限定で京菓子や地酒も販売されているので、京土産店としても重宝しそうです。ちいさなだいやす「ちいさなだいやす」1個157円は、おひとり様にも嬉しい食べきりサイズ。全部で20種類あり、季節限定品も用意されています。6個入り1080円で食べ比べを楽しむのもおすすめですよ。黄金沢庵大根を使い、あっさりとしたほのかな甘みを感じられる「黄金沢庵」594円は定番人気。逸品細ごぼう「逸品細ごぼう」648円は、本店限定商品。しょう油の味付けでごぼうの香りと食感が食欲をそそります。千枚漬京漬物の代表格ともいえる「千枚漬」713円は、毎年9月~翌5月までの期間限定販売。昆布の旨みとかぶらの甘みに箸が止まらなくなりそうです。

京都の家庭の食卓に欠かせない「八百三」の柚味噌

「八百三」の柚味噌享保12年(1727)創業の「八百三」は、野菜商や精進料理店を経て、昭和期から柚味噌(ゆうみそ)専門店として営業。北大路魯山人も愛した門外不出の味は、京都・嵯峨の水尾で収穫される柚子を独自の製法で白味噌と調合することで、ふわりとしたさわやかな香りも楽しめます。柚子を模した陶器入りの柚味噌ご飯にのせるのはもちろん、ふろふき大根や茄子の田楽との相性も抜群! さらにムニエルやフライ、トーストに塗ってもおいしいので、洋食派の食卓にもおすすめです。柚子を模した陶器入りの柚味噌(中)3600円、(小)2600円は本店限定商品で、お土産にもうれしいコンパクトなサイズの柚味噌(曲物入)900円も用意されています。赤味噌と白味噌、柚味噌の詰合せ赤味噌と白味噌、柚味噌の詰合せ5150円は、進物にも喜ばれそうです。魯山人筆の「柚味噌」本店の店内には、魯山人筆の「柚味噌」の看板が掲げられています。[hr][/hr]

嵯峨豆腐 森嘉(さがとうふ もりか)TEL:075-872-3955●京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町42 ●JR嵯峨嵐山駅から徒歩15分 ●8~18時 ●水曜、火曜不定休(季節により異なる) ●Pなし大安 本店(だいやす ほんてん)TEL:075-761-0281●京都市左京区岡崎南御所町45 ●地下鉄東山駅から徒歩10分 ●9~18時 ●無休 ●Pなし八百三(やおさん)TEL:075-221-0318●京都市中京区姉小路通東洞院西入 ●地下鉄烏丸御池駅から徒歩5分 ●9~18時(祝日は10~17時) ●木・日曜 ●Pなし