醍醐寺は、その昔豊臣秀吉が花見を行った場所と言われ、京都の中ではとても美しい桜の景色を見られる場所になります。さて、醍醐寺の魅力を見ていきましょう。
醍醐全体が寺院となっている醍醐寺。豊臣秀吉の「醍醐の花見」では、正室、側室のほか、家来などあわせて約1000人と盛大に花見をしたと言われています。昔から醍醐寺の桜の美しさに魅了されていたということがわかります。醍醐寺の境内には、約1000本もの桜が植えられています。この美しさを象徴するかのように「花の醍醐という別名までもあるほど。醍醐寺の桜は、京都の三大桜のひとつでもあるソメイヨシノをはじめヤマザクラ・シダレザクラ・ヤエザクラとその種類も豊富になります。この種類が多いことから、長くお花見を楽しむことが出来るのも醍醐寺の魅力とも言えます。おおよそ3月下旬から3週間程度の間、人々の心を癒す景色を見せてくれます。醍醐寺の中でもぜひ見て頂きたいのが、「三宝院の大紅しだれ」「霊宝館のシダレザクラ」「金堂脇の大ヤマザクラ」は圧巻の美しさ。ぜひ訪れた際は見ていくことをおすすめします。醍醐寺とは
醍醐寺の桜の見頃
ぜひ京都に来たら訪れて欲しい桜の穴場スポット
■桜の社とも呼ばれる「平野神社」こちらの神社では、とにかく珍しい種類の桜が多く見られるのが特徴です。苑内には、平野神社の代表的な桜「魁桜」「寝覚桜」「平野妹背桜」「手弱女桜」「突羽根桜」などが植えられています。その種類はなんと、約60種類、400本と言われています。早咲きの桜であれば、3月中旬から、遅咲きの桜であれば4月20日頃から桜を楽しむことが出来ます。これにより平野神社では、約1ヶ月間も桜を楽しむことが出来ます。また、3月下旬から4月中旬ごろまで、夕方から午後9時頃まで、ライトアップも行われます。昼間とは違う夜の桜の表情はまた格別なものです。この桜の時期には、有料茶席なども設けられ、ゆったりとお花見を楽しむことが出来ます。
平野神社を訪れた際にぜひ見て頂きたい桜の品種は、平野神社が原産の「平野妹背桜」になります。薄紅色の2つの実が寄り添うようについているのが特徴です。桜の品種が多いので、それぞれの桜の美しさをじっくり楽しみたい方にはおすすめの場所と言えます。
■樹齢120年の不二桜の姿は圧巻「東寺」東寺にある不二桜は、もともと岩手県盛岡市で育てられた桜になり、平成18年にこの東寺に寄贈されました。意外と近年に移植された桜ではありますが、樹齢120年のシダレザクラは、見た人すべての心を癒すと言ってもいいほどの壮大な美しさを持っています。その出で立ちは、高さは13mに枝張りも10mに達しており、なんとも立派で圧巻の佇まいと言えます。この圧巻のシダレザクラに負けないのが、五重塔になります。東寺のシンボルでもある五重塔とシダレザクラが作り出す景色は、京都ならではの風情ある美しさと言えます。京都らしい桜の絶景を見たい方におすすめの場所になります。
豊臣秀吉が美しいと感じた景色をあなたもぜひ今年の春見に行ってみてはいかがでしょうか。
京都 桜の絶景(4K) Youtube
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