貴船神社の四季折々の魅力をご紹介します

【更新:8月26日現在 紅葉の状態:青紅葉】

京都の貴船神社を訪れたことはありますか。 貴船神社は他の観光スポットからは少し離れた場所にあり、京都から少し離れた場所にありますが、1年を通して沢山の観光客が訪れています。貴船神社が人々に愛される理由をご紹介します。

貴船神社がいつ頃建てられたのかは文献に記されていないので、誰にもわかりません。少なくとも1300年以上の歴史がある古い由緒ある神社で、一説にはその起源は初代神武天皇の皇母の玉依姫命が「私は常に雨風を司ってこの国を潤して土壌を豊かにする。また民人の常々の願いは福運を受けること。だから私が船に乗り、その船が止まる処に祠(ほこら)を造ることにする」と言われ、現在の大阪湾から船に乗り、淀川、鴨川、貴船川を遡り、水源の地として現在の奥宮に至りました。清水の湧き出る霊境吹井(れいきょうふきい)を見つけた玉依姫がここにひとつの祠を建てたのが、貴船神社の起源と伝えられています。

水の神様・龍神を祀っています。本宮と奥宮では高龗神(たかおかみのかみ)を祀っており、奥宮では闇龗神(くらおかみのかみ)も祀っているとも言われています。高龗神は水を司る神で、闇龗神と呼び名は違っても同じ龍神であり、雨を降らせたり止めさせたりすると言われています。水は万物の命の源であり大切なものであるとして、貴船神社に祀られています。また、結社に縁結びの神様・磐長姫命を祀っており、恋人の縁だけでなく、仕事や出世に関する縁、人生においての人との出会いなども結ぶとされています。

貴船神社の由来

「きふね」とは本来「氣生根」と書かれ、万物のエネルギー、つまり氣が生じる元(根源)となる地とされています。貴船神社は京都でも有数のパワースポットとされており、その理由はこの由来と、多くのパワースポットに共通して存在する川、地下水脈があるからです。神の氣が満ちているとされる貴船神社にぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。 周囲の地名を貴船(きふね)と呼ぶ理由は「氣生根」から来るという説以外にも諸説ありますが、貴船と書いて「きぶね」ではなく「きふね」と発音するのは水の神様を称えて、水が濁らずいつまでも清らかでありますようにとの願いを込めてと言われているそうです。

貴船神社のおすすめスポット Best3

Best1.御神水に浸す水占みくじ

出典:貴船神社は日本三大龍穴パワースポット【運気アップと縁結びに効果】奥院・丑の刻参りは呪い?ルポ | パワスポ編集局 【POW!】
水占齋庭(みずうらゆにわ)の御神水に何も書かれていない水占みくじを浸すと、おみくじの内容が浮かび上がってくるという、水の神様を祀る貴船神社ならではの占いです。珍しくかつ京都の美しい自然の中で行えるので、とても風流です。貴船神社にお越しの際にはぜひこの水占みくじを体験してみてはいかがでしょうか。 [hr][/hr]

Best2.貴船神社を訪れた記念にもなる御朱印

貴船神社で水占みくじと一緒に人気を集めているのが、御朱印です。貴船神社の御朱印は季節毎にデザインが違い、季節折々の絵が描いてあり、とても美しいのだそうです。限定品もあり、それを求めてくる方もいらっしゃるそうなので、貴船神社にお越しの際はぜひ手に取ってみてください。 [hr][/hr]

Best3.四季折々の自然と貴船神社の建物の雅な風景

貴船神社は自然豊かで一年を通して、四季折々の風景を楽しむことができます。また、一年を通して夜間のライトアップに力を入れている神社でもあるので、日中とは一味違う夜の貴船神社を訪れるのもおすすめです。


柔らかい日差しに照らされた薄桃色の桜若葉の鮮やかな緑が美しく、近くを流れる川の軽やかなせせらぎと相まって、春を満喫できます。


夏の貴船神社は青もみじの名所になっていて比較的涼しい場所なので、多くの観光客が訪れます。また、貴船神社までの道のりには川床を持つ旅館が沢山あり、川と緑の美しい風景を眺め、涼やかな空気の中で贅沢な京懐石などを堪能できます


夏に青もみじの名所になる貴船神社の秋の紅葉は豪華で、目の前にぜひ一度は訪れていただきたい美しい風景が広がります。石畳の階段と両側に朱色の灯籠頭上に広がる色鮮やかな紅葉と常緑樹の緑が相まって、贅沢な秋の風景を満喫できます。


貴船神社の冬は、できれば雪化粧が施されている時期に訪れるのがおすすめです。朱色の灯籠に雪の白が良く映え、美しい京の風景を堪能できます

絵馬の起源は貴船神社

ここ、貴船神社は「絵馬」発祥の地と言われています。 歴代朝廷の信仰も篤く、その昔より、長雨が続き晴れを願う時には「白馬か赤馬」を奉納し、日照りが続き雨を願う時には「黒馬」を奉納していたのですが、本物の馬の代わりに木の板に描いた馬が奉納されだしたという出来事から絵馬が発祥したということです。馬は古来より神様の乗り物と考えられており、馬を奉納する事で「神馬(しんめ)」に乗る為に神様が降り立つ、と考えられていました。

この考えが絵馬となった現在でも、馬は私達の願いを叶える神様の“使い”の象徴として、今日も多くの人々に信仰されています。 貴船神社では、「神馬の絵馬」・「竜神様の絵馬」・「和泉式部の絵馬」の3種類があります。 叶えたい願いによって、絵馬を選んでみるのも良いですね。 本宮には、「白馬」と「黒馬」の銅像が祀られています。

貴船神社の紅葉と青もみじ、春の桜

貴船神社は京都でも人気の紅葉スポットです。貴船口の一の鳥居から春日灯籠がつづく本宮参道までグラデーションに彩られた紅葉が美しいです。本宮の境内の休憩所から眺める と見渡す限りの紅葉が目に飛び込んできます。 そして、初夏の入梅頃より楽しめるのが、このカエデの息吹を感じられる「青もみじ」です。

清々しいまでの緑の鮮やかさと朱色の春日灯籠とのコントラストは感嘆の一言です。 しっとりと雨に打たれる青もみじは精気に満ちた心地になります。 また、春には貴船神社のメインスポットとして有名な本宮南参道の春日灯籠に降り注ぐように山桜が咲きます。その参道を上がった本宮の周辺にも自然豊かな風情の山桜が見られます。

貴船神社 基本情報

住所:京都府京都市左京区鞍馬貴船町180
電話:075-741-2016
拝観時間:5月~11月AM6:00~PM8:00
12月~4月AM6:00~PM6:00
※ライトアップ時などは拝観時間を延長していることもあります。 詳しくはHPなどでご確認ください。
公式HP: http://kifunejinja.jp/

貴船神社までのアクセス

貴船口駅前から京都バス33に乗り約5分で貴船に到着します。そこから5分程歩けば貴船神社に行くことができます。貴船口駅前から徒歩で行くことも可能ですが、30分程かかります。京都駅から行く場合、一番お金と時間がかからない交通手段は地下鉄烏丸線で国際会館駅まで行き、そこから京都バス52で貴船口まで行く方法です。貴船神社は、他の観光エリアとは離れていて、アクセスの良いところではないので、どうしても2回程乗り換えが必要になります。 車なら40分程で着きますが、駐車場は広くなく、観光シーズンは混んでしまうので、公共の交通手段を使うことをおすすめします。 また、鞍馬寺から貴船神社へ徒歩で行くハイキングコースもありますので、軽い運動がてら歩いてお参りされるのもおすすめです。 [hr][/hr]

まとめ
貴船神社がなぜ人々に愛されるか、伝わりましたでしょうか。 貴船神社には古都の魅力や自然の魅力など沢山の魅力が詰まっています。京都を観光する際にはぜひ旅行プランの候補に入れてほしいおすすめの観光スポットです。

貴船神社

住所:〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

MAP:Google Mapで見る

関連記事:関連記事はこちらから