平安神宮の大鳥居をシンボルに、蹴上を通るインクラインや南禅寺の水路閣など、歴史文化の香るスポットが多い京都・岡崎エリア。琵琶湖疏水に沿って開けた近代京都を象徴する文化ゾーンを歩いてみませんか?
琵琶湖から水を引き、舟による物流を盛んにすべく計画された疎水工事。当時の京都府知事と若き技師・田辺朔朗の指揮のもと、明治18年(1885)に琵琶湖疏水が着工され、その5年後に完成となりました。時は幕末の混乱期。東京遷都がさらなる追い打ちをかけていた京都において、琵琶湖疏水の整備は京都の近代化への明るい兆しひとつとなりました。