京都三大祭のひとつ「葵祭」の舞台として知られる下鴨神社。長い参道を覆う糺の森は、静寂とマイナスイオン漂うパワースポットです。凛とした空気が流れる鎮守の森で、神聖なパワーを感じましょう。古代豪族・賀茂氏が護国豊穣の神として信仰したことを起源として、京都でも随一の歴史を誇る古社です。崇神天皇7年(紀元前90年)に神社の修造が行われた記録が残り、『続日本記』にもその名が記されています。その後も『源氏物語』や『枕草子』などの文学に登場していることから、この時代の文化や宗教の中心地であったことが伺えます。正式名称は「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」といい、鴨川の下流に社が祀られていることから「下鴨神社」の名前がつきました。祭神の賀茂健角身命を祀る西殿と、玉依媛命を祀る東殿の二棟が国宝に指定されており、重要文化財に指定される社殿も53棟あります。
糺の森の先に現れる楼門は、高さ30m。色鮮やかな朱塗りが、糺の森の緑と美しいコントラストを作っています。現在の門は、寛永5年(1628年)に再建されたものです。入母屋造で、門の西と東にそれぞれ回廊が続き、西回廊の一間は、葵祭で使用される「剣の間」になっています。縁結びの相生社(あいおいしゃ)
美人になれる河合神社
太古から続く糺の森
神聖な御手洗池森
下鴨神社(賀茂御祖神社) しもがもじんじゃ(かもみおやじんじゃ)TEL.075-781-0010●京都市左京区下鴨泉川町59 ●市バス下鴨神社前から徒歩すぐ ●境内自由、本殿6時30分~17時 ●無休 ●拝観無料 ●200台