青蓮院門跡 (しょうれんいんもんぜき)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
ここで行われるライトアップは、本尊の熾盛光如来にあやかり、毎年ライトアップイベントが開催されます。光の色はお寺の名前のように青色です。約1000もの照明器具で、庭園をはじめ、境内の木々や竹林、苔などが美しく照らし出されます。相阿弥が造った庭園と小堀遠州が造った「霧島の庭」は、幻想的な紅葉の景色を楽しむことができます。夜景の名所・将軍塚にある、飛び地境内の青龍殿でも、ライトアップイベントが開催されます。
京都の中で格式の高い寺院と言えば、ここ青蓮院門跡になります。その敷地の広さは、約1万坪にも及びます。代々住職は、皇族や摂関家の僧侶など、格式の高さを物語っていると言えるでしょう。
青蓮院門跡の魅力は、京都市の天然記念物として大切にされているクスノキや江戸時代の初めに建てられた伽藍です。伽藍とは、僧侶の修業が行われる清らかで穢れのない場所に当たります。ライトアップの人気スポットでもある為、夕方の開門前から多くの人で混雑が予想されます。20時頃から受付終了時間が比較的にゆっくり見られる時間帯と言えるでしょう。
アクセス
京都市東山区粟田口三条坊町69-1
◯ 市バス神宮道バス停下車、徒歩3分
◯ 駐車場:自家用車5台分(無料)
見ごろ11月下旬
将軍塚青龍殿 (しょうぐんづかせいりゅうでん)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
皇族公家が住職を務める門跡寺院「青蓮院」の一部ではあるが、地理的には離れた場所に位置する将軍塚青龍殿。京都の中心部よりも約200mほど高い場所にあるため、青龍殿の大舞台から京都市内を一望でき、贅沢な景色を楽しめます。
もみじや桜・藤・源平垂れ桃・サツキ・シャクナゲ等がそれぞれ200本以上も植えられている回遊式庭園が見どころとなっていて、季節ごとに変わる景色を楽しむことができます。中心部の人気紅葉スポットよりは若干人混みも少なく、いくらかゆっくりと紅葉やライトアップを楽しむことができる穴場的な存在です。
●2024年のライトアップについてアクセス
京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
見ごろ11月中旬~11月下旬
天授庵 (てんじゅあん)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:見頃終了】
大寺院・南禅寺の敷地内にある小寺院である天授庵。暦応2年(1339年)に光厳天皇の勅命による許可を得て寺院が創始された後、細川幽斎により慶長7年(1602年)に再建されました。
現在は紅葉の名所としても知られる天授庵には、池泉回遊式と枯山水の2つの庭園があり、紅葉と2つの庭園との共演が素晴らしいといわれています。それぞれの庭園に多種類のもみじが植えられ、紅葉シーズンには赤・黄・橙と美しいグラデーションカラーへと変貌を遂げます。日中には陽の光を浴びて、夜にはライトアップに映えて、それぞれ違った顔を見せてくれます。
●2024年のライトアップについてアクセス
京都府京都市左京区南禅寺福地町86-8
見ごろ11月中旬~11月下旬
勝林寺 (しょうりんじ)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
勝林寺の美しい紅葉は「吉祥紅葉」ともよばれています。それは、金運を含むあらゆる幸運を授けてくれる美の神様「吉祥天」が宿るともいわれているからだそう。勝林寺にはその他、毘沙門天とその妃である吉祥尊天の像や、吉祥尊天像が祀られており、繁栄・幸運・幸福・美・富のご利益があるそうです。本堂は大壇那(有力な寺院)であり、五摂家のひとつ近衛家の大玄関を移築したものです。境内の見どころとして挙げられるのは枯山水庭園の嘯月庭(しょうげつてい)、こちらは無数の虎が月に吠える様子が表現されています。そんな嘯月庭にもカエデが植えられており、紅葉シーズンには紅葉と庭園のコラボレーションを楽しむことができます。
紅葉ライトアップでは嘯月庭や参道などが優しい光に包まれます。
●2024年の秋の拝観・ライトアップについて
現時点では、24年度の秋の拝観・ライトアップの予定は未済です。
アクセス
京都府京都市東山区本町15-795
◯ 【バス】京都駅から勝林寺は208系統(D2乗り場)・四条河原町からは207系統・四条烏丸町からは207系統・河原町丸太町からは202系統
見ごろ11月中旬~11月下旬
曼殊院 (まんしゅいん)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
皇族公家が住職を務めてきた門跡寺院「曼殊院(まんしゅいん)」は紅葉の名所として知られます。皇族関連施設の桂離宮を創設したといわれる八条宮智忠(としただ)親王のアドバイスがこちらにも反映されており、共通した趣向が随所に見られることから「小さな桂離宮」ともいわれています。
数寄屋風書院造りの代表的な遺構である「大書院」の前方には、枯山水庭園が広がります。縁側から庭園とともに紅葉をゆったりと眺めることができます。また、こちらとともに立ち並ぶ桂離宮の新御殿なども見どころとなっています。
例年紅葉シーズンの11月ころには夜間特別拝観とともにライトアップが行われます。
●2024年のライトアップ・夜間拝観について
曼殊院のライトアップは2021年を最後に中止しています。因って、ライトアップ情報2024の記事から削除したほうが良いと思います
アクセス
京都府京都市左京区一乗寺竹ノ内町
◯ 【バス】京都駅から市バス5系統「一乗寺清水町」下車、徒歩約20分
見ごろ10月上旬~12月上旬
嵐山 (あらしやま)
【更新:12月19日現在 紅葉の状態:終わり近し】
有名観光スポットであり、紅葉の名所としても名高い嵐山。ここで毎年開催される「京都・嵐山花灯路(はなとうろ)」はぜひおすすめしたいイベントとなっています。
ボリューム感のあるいけばな作品の「花」と、露地行灯の「灯り」が見事な共演を見せ、華やかな散策路が創り出されます。
中でも人気スポットである渡月橋周辺や、「竹林の小径」なども美しい光に照らされて、より一層見応えがある場所となります。夜間特別拝観が行われる周辺の寺院や神社も合わせて楽しむのも良いでしょう。
アクセス
(渡月橋)京都府京都市右京区嵯峨中之島町
◯ 【電車】阪急嵐山線「嵐山」駅
◯ 【電車】JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」駅
見ごろ11月中旬
まとめ
ご紹介しきれませんでしたが、他にも京都の紅葉ライトアップスポットはまだまだあります。昼と夜に同じ紅葉スポットを訪れて、雰囲気の違いを楽しむのも面白いかもしれません。ぜひ、京都を訪れる際は、ご自分ならではのお気に入りライトアップスポットを見つけてみてくださいね。
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