2024年の京都の桜の開花状況や見所は?

毎年3月ごろからテレビやネットなどで多く取り上げられる桜の開花状況。それだけ日本中の方が、桜の開花を楽しみにしているということでもあります。桜が作り出す景色は、疲れた心も癒すほどの力をもっていると言えます。せっかくの休日に行くならば、満開の桜を見て元気をもらいたいところです。さて、2024年の京都の桜の開花について詳しくみていくとしましょう。

平年の京都の桜の開花は、3月26-28日頃になります。満開となるのは、4月2日から5日頃と言われています。ただ開花、満開の時期は、天候や気温によって、1週間前後ずれることもあると言われていますが、今のところ2024年は平年よりも早めの開花になると言われています開花の根拠として、関係があると言われているのが天候です。昨年2023年の冬からの寒暖の差が多い傾向で今年は、花芽の休眠打破は普通で、のちの休眠打破後の花芽の生長は早くなるのが特徴と言えます。休眠打破の時期と、打破後の生長が早くなる分を考慮すると、今年2024年の桜の季節と言われる期間は、3月21日頃~4月5日頃までの約2週間程度と思われます。平年よりも早い開花予想となりましたが、京都には場所によって気候・気温の違うエリアが多いので早く見頃を迎える桜や、遅くまで咲いている桜もたくさんあります。 色々な情報をキャッチして今年の桜を楽しみましょう。

京都の三大桜の開花時期は?

シダレザクラの見頃は3月中旬~4月初めになると言われています。京都では、ソメイヨシノよりも1週間程度早く開花し、花の色は、白か薄い紅色が多く見られます。次に見頃を迎えるのが、ソメイヨシノになります。見頃としては、3月25日~4月2日頃になるでしょう。多くの種類が存在する京都の桜の中でも、7割がソメイヨシノと言われており、こちらが綺麗に咲き誇る名所は、

・「祇園白川」
・「哲学の道」
・「高台寺界隈」
・「醍醐寺」
・「清水寺」
・「円山公園」
・「インクライン」
・「岡崎公園」
・「木屋町」

などが上げられています。最後に見頃を迎えるのが、ベニシダレになります。見頃は見頃は4月10日頃~4月15日頃と予想されます。ベニシダレも、シダレザクラの一品種と言われていますが、京都で言われる一般的なシダレザクラとは、見頃の時期や花の形や色が違います。そのため分けられて考えられています。ベニシダレの花の色は、濃い紅色になります。ベニシダレには、一重と八重がありますが、大半が八重のベニシダレになります。

京都の桜の穴場スポットをご紹介

■桃源郷と多くの方が絶賛する「原谷苑」 「原谷苑」は、常に一般公開されている場所ではなく、桜と紅葉のシーズンのみ一般に公開される穴場スポット。「原谷苑」は、洛北の原谷にある個人所有の桜園になります。原谷苑は、4,000坪と広大な広さを誇ります。苑内には、ソメイヨシノ・シダレザクラ、ベニシダレザクラなど、約20種400本の桜が植えられています。樹齢60年をこえるベニシダレザクラにおいては、日本一とも言われるほどの数になります。こちらを数にすると200本以上と言われています。ここの見所は、他では見られないような距離でシダレザクラを見ることが出来る点になります。

一風変わった珍しい桜を見たいあなたへ

珍しい桜が多く植えられている「平野神社」がおすすめです。実は桜には珍しい品種というのがたくさんあります。例えば、ハイビスカスの様な花の中心が赤くその周りが黄色から黄緑変化する「御衣黄」という桜は、緑の花が咲くのが特徴です。この桜が見られるのは、京都御所、野神社、仁和寺になります。ここからは平野神社でしか見ることのできない桜をご紹介します。その桜は「妹背」といいます。めしべが2本あり、実を結ぶときに2つの実をつける桜になります。実をつけた姿があまりにも可愛らしい姿であったことが、この桜の由来になったとも言われています。また、桜の花びらが20枚も重なって花を咲かせる「楊貴妃」も平野神社で見ることが出来ます。さすが桜の社と言われているだけあり、他では見られない桜を多く見ることが出来ます。 さて今年の春はどこで桜の美しい景色を鑑賞するか、もう決まりましたか?

2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。

日本の桜の名所が多く集まる京都。2024年の見頃はいつ頃になる?