【更新:12月24日現在 紅葉の状態:見頃終了】
京都の大覚寺と言えば紅葉と大沢池などの光景が素晴らしい「紅葉の名所」とも言える場所です。1200年以上もの歴史を誇り、京都内でも人気の高い寺院です。毎年、秋の風を感じる頃になると、境内の紅葉樹が次々と深紅に色づき、人々の心を魅了します。大覚寺の魅力についてみていきましょう。
大覚寺はこの地を大変気に入っていた嵯峨天皇が、都から離れ皇居とは別に嵯峨院という住居を建てました。その嵯峨院がのちのちお寺となり「大覚寺」になったと言われています。明治時代は、皇族が住職を務めていたと言われ大変格式のあるお寺になります。
午前9時~午後5時
【拝観料】
お堂エリア 500円、大沢池エリア 300円 他にも有料のイベント行事が多くあります
【住所】
京都市右京区嵯峨大沢町4
【アクセス】
市バス「大覚寺」下車すぐ、JR山陰本線(嵯峨野線)「嵯峨嵐山駅」下車徒歩約20分
大覚寺紅葉のポイントは??
ここは見て欲しいポイントがいくつもあるのが「大覚寺」の紅葉の魅力です。
心経宝塔の紅葉
心経宝塔と呼ばれる朱塗りの塔とその周りの紅葉の景色が池に映る姿は、ぜひ多くの方に見てもらいたい風景です。夜間のライトアップではまたひと味違う姿に変貌するので、日中と夜それぞれの楽しみ方が出来ます。
大沢池と紅葉
ここはお月見の名所とも言われています。この大沢池は、「日本三大名月鑑賞池」とも呼ばれ、月が綺麗に見えることで有名になります。大沢池は約1200年前に造られた日本最古の人工池になります。平安の頃には貴族が優雅に舟遊びなどをしたのだそうです。ここに映る紅葉の景色は「素晴らしい」の一言に尽きます。
大沢池近くのもみじロード
ここの道のりのもみじのトンネルは、一度見たら忘れられない美しさと言えます。
夜間ライトアップ情報
大覚寺大沢池ライトアップもとても有名です。
【見頃】見頃は例年通りでいけば、11月中旬から下旬ごろになると言われています。
【大沢池ライトアップ】
大沢池周辺の広大なエリアを、幻想的で柔らかな光で照らし出します。見頃を迎えた紅葉と光の競演は、大覚寺ならではの風雅を演出したもの。 1200年の歴史を誇る大覚寺ならではの悠久の時間を是非ご体験ください。
日 程:令和5年11月17日(金)~12月3日(日)
時 間:17時30分~20時30分(20時受付終了)※昼夜入替制
料 金:大人900円・小中高生500円(ノベルティ進呈)※日中参拝された方も、別途参拝料が必要となります。
【混雑回避】大覚寺は京都市内の屈指の紅葉の名所。アクセスがあまり良くないので、混雑はさほど心配することはないようです。駅から17分~18分程度歩きますが、ゆったりと紅葉を鑑賞できるとなれば、気になる距離ではありません。嵯峨野地区でも、天龍寺などに比べると落ち着いて紅葉を楽しむことが出来ます。大覚寺は、静かに紅葉を満喫できるというところもこの寺院の魅力とも言えます。
【おすすめのアクセス方法】大覚寺は割と市内から距離もあるので、自家用車やレンタカーでのアクセスがおすすめ!大覚寺には、京都では珍しい大型の駐車場があるので、安心です。ただ道順を気を付けないと、大渋滞に巻き込まれる恐れもあります。嵐山に向かう丸太町通や三条通りは渋滞しやすい道になります。そのため、一旦北上し、一条通から大覚寺を目指すルートがおすすめです。
大覚寺周辺の紅葉ポイントは??
天龍寺
天龍寺とは、暦応2(1339)年に、足利尊氏が後醍醐天皇を供養するために建立した寺院であり、古都京都の文化財のひとつでもあります。古都京都の文化財とは、京都にある17か所の寺社仏閣の世界遺産のことを差します。こんなにも多くの歴史的に価値のある建物がある京都は大変素晴らしい町であることがわかります。京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町にある、臨済宗天龍寺派大本山「天龍寺」。天龍寺は「京都五山」の第1位に列し、別格である「南禅寺(なんぜんじ)」を除いて、京都で最も格式の高い禅寺と言われています。
諸堂(大方丈・書院・多宝殿)・庭園参拝料に300円追加・8時30分~16時45分 [受付終了16時30分]
■行事等により諸堂参拝が出来ない日がございます
法堂「雲龍図」特別公開・一人500円(上記通常参拝料とは別)・9時~16時30分 [受付終了16時20分]・法堂参拝受付は法堂の西側にあります
■土曜日・日曜日・祝日のみ公開[春夏秋は毎日公開期間あり]
■雲龍図(法堂)参拝休止日:2022年1月1日~2日など
常寂光寺
大覚寺は、JR嵯峨嵐山駅が最寄り駅ですが、やはり嵐山エリアですので、有名な寺院が多く、一日掛けても散策する価値が多いにあります。ここ常寂光寺さんは、小倉山の山腹になす、堀の無いお寺としても名高い名刹です。入口の山門から仁王門までの参道は、まさに「紅葉のトンネル」で、京都でも有数の紅葉絶景スポットで、多くの写真家が足繁く訪れます。
二尊院
総門の先にまっすぐ伸びる「紅葉の馬場」。紅葉を冠する名前に恥じず、参道の両側には鮮やかな彩りが並びます。しかし、二尊院の魅力はそれだけではありません。秋色探しに留まらず、角倉了以や阪東妻三郎など著名人のお墓参り、法然上人をめぐる歴史探訪、切り込み方次第でさまざまな顔と出合うことができます。
一般 /大人(中学生以上):500円小人(小学生以下):無料
祇王寺
京都の紅葉名所として名高い祇王寺。祇王寺と言えば、多くの方が紅葉を想像するほどではないでしょうか。祇王寺を見てもらいたいのは、秋の季節だけではありません。その季節は、なんと梅雨になります。苔と青もみじが作り出す景色は、静寂の中の神秘的な美しさと言えます。雨と言うと、なんとなく出かけるには適さないように感じますが、京都ではその雨もまた風情を引き立ててくれる大事な存在と言えます。さて、そんな魅力溢れる祇王寺について詳しくみていくとしましょう。歴史も知った上でご覧になるとまた違った見え方も発見出来るかもしれません。ぜひ祇王寺に行く前にお読み頂けると幸いです。
直指庵・大覚寺から0.6㎞
大覚寺より、さらに北に進んだ奥嵯峨野にあるお寺。静かな竹林にひっそり囲まれて佇んでいます。華やかな嵐山とはひと味違い、のどかな田園風景が広がり、民家もまばらの中にあるのが直指庵なのです。小さいながらも苔が美しい庭には、山桜や桃、石南花(しゃくなげ)、紫陽花、菊など季節の花がたくさん植えられています。そして紅葉の季節も、この庭を色とりどりの葉っぱが美しい景色を作り出してくれます。静寂の中で見る紅葉の美しさはまた一段と風情があります。
【拝観時間】 午前9時~午後4時(紅葉期は延長有り)※2020年の10月現在では、当面の間は拝観中止となっています。
【住所】右京区北嵯峨北ノ段町3
【料金】大人500円、小・中・高生400円
【アクセス】JR嵯峨嵐山駅から徒歩30分・市バス「大覚寺」バス停下車
宝筐院・大覚寺から0.8㎞
鮮やかな紅葉が印象的な宝筐院。まっすぐ続く石畳の道、楓に囲まれたもみじのトンネルは、あまりの美しさに立ち止まってしまうほどです。境内はそれほど、大きくはありませんが、赤く染まった境内は見応えはばっちりです。楓と苔のコントラストや、竹林など美しいです。四季折々の良さがあるので、他の季節にも訪れていただきたいスポットです。
【拝観時間】 午前9時~午後4時 11月は午後4時半まで
【住所】右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9-1
【料金】大人500円、小・中高生200円
【アクセス】JR「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分・京都バス「嵯峨釈迦堂前」下車徒歩3分・阪急電鉄「嵐山駅」から徒歩30分
車折神社・大覚寺から1.7㎞
車折神社は、天武天皇の皇子である平安時代の儒学者、清原頼業公を祀っている神社です。本殿前をはじめとして、表参道や裏参道など、至るところで色鮮やかな紅葉の風景を楽しむことができます。
【営業時間】9:00~17:00
【住所】京都府京都市右京区嵯峨朝日町23
【料金】無料
【アクセス】京福電鉄嵐山線「車折神社駅」からすぐ・JR嵯峨野線「嵯峨嵐山駅」から徒歩15分・京都バス「車折神社前」すぐ
いかがでしょうか。格式ある京都の大覚寺は紅葉の頃になると、モミジなどが華やかにお寺を飾り、人々の目を楽しませてくれます。元々魅力的なお寺ですが、紅葉の時期は是非とも訪れていただきたいおすすめスポットとなるのです。今年の秋は大覚寺で秋を満喫してはいかがでしょうか。