京都の紅葉は京都御所の格式高い建物と一緒に楽しみませんか。

京都の紅葉を楽しむならば京都御所を含む京都御苑を見に行ってみてはいかがでしょうか。京都御所は京都三大祭りのうち、葵祭と時代祭でそれぞれの行列が出発する場所でもあり、日本の歴史の中で天皇が長く住まわれた無くてはならない大切な場所です。京都御所の周囲は京都御苑という公園になっており、美しい紅葉と格式ある建物のコラボレーションも見ることができます

京都御所京都御所は平安から明治までの京都が都であったときに、天皇が住んでいらっしゃった場所です。その期間は実に1000年以上です。現在の京都御所は、1855年に再建されたものです。元々は平安遷都時に使われていた内裏が火事で焼失した際などに使えるよう予備として作られた内裏の1つだったそうです。京都御所の中は一部一般公開されています。一般公開されている場所の中でも代表的なものを下記に紹介します。

紫宸殿(ししんでん)

紫宸殿明治天皇、大正天皇、昭和天皇の即位式を始めとした公的儀式の中でも重要なものが執り行われていた格式の高い建物です。御座(みくら)と呼ばれる天皇・皇后が公式の場に出るときに座られる御椅子などが置いてあります。平安時代の寝殿造を元とした、由緒ある様式の建物です。

清涼殿(せいりょうでん)

清涼殿天皇が普段お住まいになる場所として作られ、御常御殿に普段のお住まいを移してからは、執務などを行う場所として使われました

諸大夫の間(しょだいぶのま)

来客者が待つ場所で、「公卿の間」、「殿上人の間」、「諸大夫の間」の3種類があります。来客者の身分の高さにより待つ間が異なっており、例えば公卿の間には参議以上の公家の人のみ通されたそうです。

建礼門(けんれいもん)

建礼門この門は京都御所にある6つの門のうち、最もくらいの高い門で、天皇皇后及び外国元首級のみが通ることのできる門です。現在でも他の人は通ることができません。

御池庭(おいけにわ)・御内庭(ごないてい)

御池庭品のある日本庭園で、京都御所を訪れる外国人の多くが写真を収める人気の庭園です。

京都御所の詳細

入苑時間:24時間入苑料:無料
京都御所

京都御所

住所:京都府京都市上京区京都御苑3

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京都御苑は広大な公園

京都御所は京都御苑の中にあります京都御苑は65ヘクタールほどあり、大きな樹木が多く広大な森となっています。春には200本の梅林や山桜が楽しめ、夏には小川のせせらぎが涼しげで、夏椿や百日紅(さるすべり)の花を楽しめます。そして、秋には紅葉と、1年を通して美しい自然を楽しむことができる人気の観光スポットです。紅葉については下で詳しくご紹介します。京都御苑は砂利道が多いため、運動靴などの歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。 

京都御苑駐車場

京都御苑の駐車場は2か所あります。 
●「清和院駐車場」寺町通側•利用時間 午前8時40分から午後8時(午後8時以降は閉鎖されます)•収容台数 81台(乗用車)
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●「中立売駐車場」烏丸通側•利用時間 午前7時40分から午後7時30分(24時間出庫可能です)•収容台数 131台 (乗用車・身障者用 5台を含みます)バスは16台
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•利用料金 乗用車:3時間まで800円で、以後30分毎に100円かかります。バス:3時間まで2,000円で、以後1時間毎に300円かかります利用料金は清掃や整理協力費として徴収されます。こちらの2か所の駐車場は基本的に、公園を利用する方のための駐車場になっています京都御所を参観したり、公園内の散策やジョギング、ウォーキングの際はこちらの駐車場をご利用ください。他にも周辺にはいくつか駐車場があります。 

京都御所・京都御苑の紅葉

京都御苑 紅葉京都御苑は木々が沢山あり、常緑樹も多いですが、紅葉する樹も沢山あります種類が多いのも魅力的で、様々な色の紅葉を見ることができます。また春には花を見る観光客で賑わう梅林・桃林も秋には優しく紅葉しているので、見に行ってみてください。京都御苑で特にみていただきたいのはイチョウの木になります。特に目立つイチョウの木が3本ありますので、ご紹介します。

美しい3つのイチョウの木

凝華洞跡のイチョウは、建礼門の近くで見ることができます24メートルのイチョウの迫力に圧倒されること間違いなしです。新撰組の名が生まれたきっかけとなった「お花畑(凝華洞跡)の警護」はこの場所を警護したのだそうです。ひときわ美しく輝くイチョウが見たいのならば、学習院発祥の地のイチョウを見に行くのがおすすめです。小ぶりですが、下の方までイチョウの葉があり、美しい黄色い葉をゆっくり見ることができます。京都御所の皇后門の近くにも立派なイチョウの木があり、こちらも必見です。 

京都御苑内の紅葉スポット

京都御苑内にはいくつかの紅葉スポットがあります。簡単に紹介していきましょう。

●「一條邸跡」
●「児童公園」
●「京都御所北側芝地」
●「母と子の森」
●「中立売駐車場南側蛤御門」
●「凝華洞跡」
●「コオロギの里」
●「学習院跡」
●「出水の小川」
●「閑院宮邸跡」
●「拾翠亭九條池」
●「桜松」
●「林丘寺御里坊跡周辺」

紅葉見ごろは例年11月下旬頃から12月中旬頃です。約65ヘクタールという広大な京都御苑を散策しながら、自分のお気に入りスポットも見つけてみたいものですね。先人たちがどのような思いでこの景色を楽しんだのかなど、歴史を回想しながら見てみるのも、京都御苑ならではの楽しみ方かもしれません。

京都御所・京都御苑周辺の紅葉

 京都御苑周辺の紅葉おすすめスポットもちょっとだけ紹介しましょう。
梨木神社
:パワースポットとしても有名な神社です。ご神木の桂の木があり、この木の葉がハートの形をしていることにより、『愛の木』と呼ばれていて、恋愛成就の地とされています。また、学問・文芸の神様である三條実萬公と実美公が祭られているので、受験などの合格祈願に訪れる人も多くいます。この神社の参道にはたくさんのカエデが植えられていたり、手水屋の近くにはイチョウもあります。混雑していないのでゆっくり楽しめそうですね。

梨木神社の紅葉

梨木神社

住所:〒602-0844 京都府京都市上京区染殿町680

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廬山寺
金運UPのご利益があるパワースポットです。ここは、元は平安時代の女性作家、紫式部が住んでいた邸宅があり、この地で「源氏物語」を書いたと言われています。鐘楼の近くや入口には、カエデが植えられていて紅葉シーズンには癒しの景観を作り出してくれます。紫式部も見ていたかもしれない紅葉を見てみてはいかがでしょうか。京都御所・京都御苑からちょっとだけ足を延ばしてみると、いろいろな運気が上がるかもしれませんよ。

廬山寺

廬山寺

住所:〒602-0852 京都府京都市上京区北之辺町397

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まとめ京都御所は京都御苑の美しい自然に囲まれた歴史ある格式高い場所です。一般公開されているので中を見て回ることもでき、紅葉を見ることもできます。常緑樹も多く、穴場ともいえるかもしれません。紅葉名所として人気の場所よりは落ち着いて美しい紅葉を見ることができるかもしれませんよ。