仁和寺は御室御所とも呼ばれた門跡寺院で、歴代皇族の御座所となった御殿などは雅で格式高い雰囲気を今に伝えます。春の御室桜には10万人を超す賑わいながら、秋色の紅葉時期には穴場です。広大な境内を持つ事から密を避けれて、ゆっくり見れて北庭の紅葉木々越しに眺める五重塔は圧巻です。
京都 仁和寺 紅葉(4K) Youtube

仁和寺(にんなじ)は仁和4年(888年)に宇陀天皇によって創建された寺院であり、真言宗御室派の総本山です。
天皇が出家して住まわれた事から御室御所と呼ばれ、雅やかな世界を今に伝えている。境内には五重塔や仁王門など江戸時代に建立された建物が並び、往時からの御室桜が有名ながら、四季折々に優美は姿を遺しています。
京都の代表的な名所である仁和寺は平成6年には世界遺産に登録されてました。
拝観時間:3-11月 9:00~17:00
12-2月 9:00~16:00
但し令和3年ライトアップ10月29日―12月5日は別途(18:00-21:00)

例年、仁和寺の紅葉は11月ぐらいから徐々に色づき始め、
深紅に染まった紅葉を楽しめるのは、11月下旬から12月上旬です。2021年は少し早そうですが、ちょうど11月初めから色付き始めた処です。

紅葉シーズンには、夜間のライトアップを行います。
2021年は10月29日―12月5日までの週末と祝日です。夜に浮かぶ五重塔や、鮮やかに色づいた紅葉がとても幻想的です。ライトアップの光に照らされ、昼間とはまた違った表情の美しい紅葉を楽しむことができるのです。
晩秋の京都の夜は気温がぐっと下がるので、暖かい服装を心がけてくださいね。また、
この時期の特別拝観は昼夜入れ替え制となります。昼間から夜まで境内にいることはできませんので、注意しましょう、
夜にしか見ることができない特別な景色を、じっくりとお楽しみください。
令和3年10月29日―12月5日の金,土、日、祝日に開催
開催時間: 18:00~21:00(17:30受付開始、20時受付終了)
拝観料:大人1000円(拝観料の一部が文化財保護に使われます)高校生以下無料(次世代への文化支援として)

紅葉シーズンでの京都へのお出かけで気になるのは、混雑状況ですよね。ご存知の通り、ようやく非常事態宣言が解除された処で、
例年の海外からの観光客も居ない今年は、この10年間で最も狙い目と言えるでしょう。特に仁和寺は、春の御室桜があまりに有名過ぎる事と、京都の洛西で京都駅や御所から少し距離がある事もあり、京都の秋の紅葉には比較的ゆっくりと見れる、イチオシの穴場スポットと言えます。
色鮮やかな紅葉に囲まれた五重塔の風景は、まさに「京都の秋」。赤や黄色に色づいた仁和寺の景色は、どの角度から撮影しても絵葉書のような幻想的な美しさですが、紅葉の時期ならではの仁和寺をより美しく撮影できるポイントをいくつかご紹介いたします。
五重塔&紅葉

仁和寺の重要文化財である五重塔と紅葉を一枚に収めた写真は、京都らしい情緒ある風景です。参道から五重塔周辺のモミジは見所で、「五重塔と紅葉」がうまく収まるアングルがありますので、綺麗に色づいている木を探し、お好みの構図に収まるように撮影しましょう。
仁和寺辰殿北庭と紅葉、池に映る逆さ紅葉

御室御所として皇族ゆかりの御座所の庭園は広く典雅なお庭です。その北庭は、遠く五重塔を背景に借景として作られています。八坂の丸山公園や平安神宮宛などでも著名な小川治兵衛の作庭です。北庭からの紅葉越しの五重塔や、池に映える逆さ紅葉を楽しみましょう。
仁和寺金堂と紅葉

参道をまっすぐ突き進むと国宝の「金堂」です。1613年に仁和寺再建の折りに御所・内裏紫辰殿を移築した建造物で、現存最古の紫辰殿遺構と言われており圧巻の存在感を醸しています。二王門からの参道に並ぶ紅葉と金堂を是非、写真に収めましょう。
せっかく京都へお出かけするならば、他の紅葉スポットにも足をのばしてみるのがおすすめです。京都の洛西ですが、嵐電(京福電鉄)に乗って、仁和寺だけでなく、その周辺の素晴らしい名跡、紅葉を楽しめる寺院を回り、思う存分秋の京都を感じましょう。
妙心寺

嵐電の隣の駅となる、妙心寺。仁和寺と同じく、広大な境内を持つ日本最大の禅寺です。除夜の鐘の中継でも有名で、法堂とその天井の雲竜図や、大庫裏など見所から、多くの塔頭を異彩を放っています。退蔵院や大法院など、秋の紅葉の見所も多く、是非、一緒に参詣したいところです。
龍安寺

教科書でも有名な枯山水の石庭がある、龍安寺。仁和寺からも徒歩10分の近さ。
北野天満宮

北野天満宮は、学問の神様で有名な天満宮の総本社です。嵐電の始発駅で仁和寺からは10分ほど。境内には豊臣秀吉が作った御土居の一部があり、史跡に指定されている。菅公がこよなく愛でられた梅園同様に、秋の紅葉は鮮やかである。
「史跡御土居のもみじ宛」として、令和3年は、10月30日―12月5日公開が決定された。9:00~16:00で、11月13日―12月5日はライトアップも有り。
まとめ
仁和寺は宇陀天皇によって創建された門跡寺院で、天皇が出家して住まわれた事から御室御所と呼ばれ、四季折々に優美な姿と雅やかな世界を今に伝えている、中心は仁和寺御殿と呼ばれる辰殿は内部を3つの部屋からなり上段の間は本格的な書院造りの優雅な間です。悠久の歴史と深淵な文化に触れる事が出来ます。その庭園から望む紅葉と五重塔は京都らしさが漂う、京都の紅葉の絶景です。紅葉の見頃は、例年11月中旬~12月上旬であり、夜間ライトアップも行っており、周辺にも紅葉スポットが点在しています。