京都で桜の穴場と言えば「東寺」。その魅力とは

東寺と言えば京都の観光名所として有名所ではありますが、桜の名所としての知名度はあまり高い方ではありません。実は、東寺には樹齢120年の大木と五重塔が作り出す美しい景色がありますが、あまり知られていません。それ故に京都の他の桜の名所程は、混雑はしません。優雅に桜を見たいと思っている方にはおすすめの場所とも言えます。まだ知られていない東寺の魅力をみていきましょう。

京都駅から徒歩16分ほどで素晴らしい桜に会えるのが東寺になります。その中で最も美しく咲き誇る桜が、大きなシダレザクラになります。このシダレザクラは「不二桜」と呼ばれています。五重塔と並んだ姿は、とても素晴らしいもので、来た人の心を魅了しています。東寺には、このシダレザクラの他にも、ソメイヨシノなどの桜も200本程植えられており、随所でお花見を楽しむことが出来ます。

京都の名所「東寺」の不二桜とは?

東寺にある不二桜は、もともと岩手県盛岡市で育てられた桜になります。平成18年にこの東寺に寄贈されました。意外と近年に移植された桜であるため、桜の穴場スポットとして紹介される理由になっているとも言えます。樹齢120年のシダレザクラは、弘法大師の「不二の教え」から「不二桜」と名付けられたと言われています。その出で立ちは、高さは13mに枝張りも10mに達しており、なんとも立派で圧巻の佇まいと言えます。この大きさのシダレザクラでは、五重塔が脇役の様に感じてしまうのではないかと思う方もいますが、そこはさすがの東寺のシンボル。この不二桜に負けないほどの、迫力と気品が漂う建物と言えます。このふたつが作り出す圧巻の景色は、ぜひ足を運んでみる価値がありますよ。

「東寺」の歴史

京都のシンボルでもある「五重塔」は、塔の高さは57mと日本一の高さを誇ります。有名な空海こと弘法大師ゆかりのお寺と言われ、東寺真言宗の総本山でもあります。日本で最初に建てられた密教寺院であり、昔から庶民の深い信仰を集めているのが特徴で、毎月21日に、弘法大師の縁日とされる「弘法市」が現在でも開催されています。京都のお寺の中でも代表的な位置づけであり、1994年に世界遺産に登録されました。

2024年「東寺」の桜の見頃は

例年だと、東寺の桜は4月上旬頃に見ごろを迎えると言われています。そのため、ライトアップ期間の初めだと、まだ開花したてのこともありえます。

「東寺」で行われるライトアップの詳細は

東寺の桜がライトアップされ、昼間とは違う桜の表情を楽しむことが出来ます。五重塔と桜が、池に反射する光景が幻想的な空間を作り出します。

■ライトアップ見頃
2024年(令和6年)3月16日(土曜日)~4月14日(日曜日)
■ライトアップ時間
18:30~21:30(受付21:00終了)
■住所
京都府京都市南区九条町1
■料金
大人・高校生1,000円 中学生以下500円
■アクセス
JR京都駅八条口より徒歩約15分

東寺

住所:〒601-8473 京都府京都市南区九条町1

MAP:Google Mapで見る

関連記事02:東寺の紅葉はこちらから

京都の遅咲きで美しい名所とは?

今年はもう間に合わないかもと思っているあなたに朗報です。京都の中にもまだお花見を楽しめる穴場スポットがあります。さてそれらの穴場スポットをご紹介していきましょう。

■ 桜の社と呼ばれる桜の品種が豊富な「平野神社」



平野神社

住所:〒603-8322 京都府京都市北区平野宮本町1

MAP:Google Mapで見る

詳細:詳細はこちらから

[hr]

■ ケーブルカーの沿線が1番の絶景「八瀬周辺」

八瀬

住所:〒606-0067 京都府京都市左京区上高野東山

MAP:Google Mapで見る

[hr]

■ さすが植物園と言える自然が作り出す絶景を見られる「京都府立植物園」



京都府立植物園

住所:〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町

MAP:Google Mapで見る

関連記事:京都府立植物園の紅葉はこちらから

[hr]

■ 国宝と桜の景色は見た人すべてを魅了する「三千院門跡」



三千院

住所:〒601-1242 京都府京都市左京区大原来迎院町540

MAP:Google Mapで見る

関連記事:三千院の紅葉はこちらから

HP:オフィシャルサイトはこちらから

[hr]

■ 世界遺産の庭園にも負けない美しさを誇るサトザクラが見所「元離宮二条城」



二条城

住所:〒604-8301 京都府京都市中京区二条城町541

MAP:Google Mapで見る

関連記事:関連記事はこちらから

関連記事02:二条城の紅葉はこちらから

[hr]

■ 精進料理を頂きながらシダレザクラを満喫することの出来る「退蔵院」



退蔵院

住所:〒616-8035 京都府京都市右京区花園妙心寺町35

MAP:Google Mapで見る

詳細:詳細はこちらから

[hr] 京都の桜(ソメイヨシノ)の開花宣言、2023年は3月17日京都市内で発表されました。 (2024年は平年よりも少し早く3月23日前後の予測。) そこから遅れること1か月たった4月中旬から4月下旬に見頃を迎える名所はこれだけ多くあるのです。

今年のお花見は、東寺の美しいシダレザクラからはじまり、長い期間お花見を楽しまれてみてはいかがですか?1年に1度しか見られない京都の桜が作り出す絶景は日ごろの疲れを癒すこと間違いありません。素敵な休日を過ごせるプランをぜひ考えてみてはいかがでしょうか。

2024年京都の桜情報の総合記事はこちらです。

日本の桜の名所が多く集まる京都。2024年の見頃はいつ頃になる?