夏の新名所!苔の楽園「祇王寺」

祇王寺の苔祇王寺の苔祇王寺の苔祇王寺の苔「平家物語」にも登場する竹林と楓に囲まれた祇王寺は、法然上人の門弟良鎮が創建した往生院の境内にある尼寺です。秋は紅葉で有名な名所ですが、夏の時期は知る人ぞ知る苔の名所でもあります。京都でも5本の指に入るほど見事な苔の庭園は訪れる人の心を癒してやみません。 

祇王寺の紅葉

祇王寺の紅葉祇王寺は、楓(カエデ)と竹林に囲まれていて、紅葉シーズンが到来すると徐々に緑の苔に覆われた苔の庭が、真っ赤なじゅうたんを織り成すように赤い紅葉が降り積もる光景へと変貌を遂げます。静寂な中で目にするその光景は詫びさびを感じさせます。祇王寺は、嵐山の有名観光スポットからは少し離れたところにあるため、紅葉シーズン以外は、人も少なめで穴場です。祇王寺の紅葉の見ごろは例年11月下旬~12月上旬となっています。年によって若干差はあるようで、2018年については11月20日頃から見ごろが始まっていました。見ごろはあくまで目安であり、祇王寺の場合は落ち葉がきれいなので、見ごろの後半に行く方が雰囲気があります。赤い絨毯の上を歩いてみるのをオススメします。 祇王寺の紅葉と撮影スポットの紹介です。

[山門]

祇王寺の入り口にある山門は人気が高いです。見ごたえのある紅葉が出迎えてくれるからです。

[苔庭]

祇王寺の苔祇王寺の苔祇王寺の見どころの9割を占めるのが苔庭ですが、紅葉シーズンもまた美しい見どころとなります。苔庭は、こじんまりした空間となっているので、隅々まで見て回っても疲れることはなく楽しめると思います。背景に竹林を見ながら紅葉と苔のコラボレーションは他では中々見ることが出来ません。異色のコラボレーションが見れるお気に入りの角度を探すのも楽しみ方の一つです。マイナスイオンを感じながらゆったりと散策して、お気に入りのスポットを見つけて下さい。

[茅葺きの門]

祇王寺 茅葺の門祇王寺 茅葺の門順路に沿って進んでいくと茅葺きの苔むした門に出会います。建物自体も趣がありますが、苔むしていることで一層雰囲気があり素敵です。ここも撮影スポットとしておススメではありますが、立ち止まるにも後ろには大行列、立ち止まるのは迷惑になってしまうので周りをよく見て配慮しながらということを忘れないようにしましょう。

[茅葺き寄棟づくりの本堂]

苔庭ごしに見る茅葺き寄棟づくりの本堂が一番の撮影スポットなのではないでしょうか。夏は涼しげなグリーン、秋には色鮮やかな紅葉。まさに昔話に出てきそうな、わびさび溢れる佇まいです。祇王寺は、平家物語の舞台にもなっています。平清盛の心変わりによって出家した祇王が、その晩年を過ごしたという悲恋の尼寺であり、そんな悲話がマッチする、どこか寂し気な雰囲気を醸し出しています。

[本堂前のつくばい]

祇王寺 本堂前のつくばいcorteo caede京都こちらも日常ではあまり目にすることはない、おしゃれなポイントです。つくばいに紅葉したきれいな葉っぱが降り積もる様子も可愛らしくて素敵です。

[散り紅葉]

祇王寺は、散り紅葉でも有名です。真っ赤に染まった紅葉のじゅうたんに身を沈めてみたいものです。一番の見ごろを過ぎた頃にももう一度違った景色を楽しむことができます。
京都には、素晴らしい紅葉スポットが山ほどありますが、一歩足を踏み入れただけで、こんなにも風情ある世界にどっぷりと浸かれるのは祇王寺だけではないでしょうか。小さなお寺ではありますが、苔庭はどこを切り取っても絵になるような素晴らしい撮影スポットとなります。ぜひ一度訪れてみてくださいね。

祇王寺のアクセス

そんな祇王寺へは、紅葉シーズン以外ならばバス・車で行くことも可能ですが、紅葉シーズンは嵐山全体が大混雑&大渋滞するため、できる限り電車で向かいましょう。最寄り駅は、トロッコ列車の『トロッコ嵐山』駅ではありますが、トロッコ列車も紅葉シーズンには、朝から予約しないとならないぐらい混みあうので、非現実です。

JRや阪急、嵐電(京福)のアクセスをご紹介します。この中で一番近いのは、「嵐電嵐山駅」になります。
【JR】
京都駅(JR嵯峨野山陰線)~(約15分) JR嵯峨嵐山駅で下車してから徒歩約25分
【阪急】
河原町OR烏丸(阪急京都線)~(約7分) 桂(阪急嵐山線)~(約7分)阪急嵐山駅で下車してから徒歩約35分
【嵐電】
四条大宮(京福電気鉄道嵐山本線)~(約24分)嵐山駅で下車してから徒歩約20分

 どの方法も電車を降りてから長時間歩くように感じますが、竹林の道や有名どころの観光スポットの付近を通るので、楽しい道中となり歩く時間もあっという間に感じるでしょう

ただ注意したい点は、祇王寺にトイレがないことです。行く途中で二尊院の手前に公衆トイレがありますので頭に入れておくと良いでしょう。

レンタサイクルは、広い嵯峨野~嵐山を散策するにはとても便利なのですが、紅葉シーズンは、歩行者があまりに多く自転車すらスムーズに乗れないのです。駐輪場もあったりなかったりなので、この時期はオススメできませんね。

以上のことから、紅葉シーズンに自転車・車は、禁止!と思っておくと良いでしょう。

祇王寺の基本情報

所在地:京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂32
電話:075-861-3574
拝観時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
拝観料:大人300円・小人(小中高)100円
アクセス:最寄りのバス停→嵯峨釈迦堂前で下車して徒歩約15分、または嵯峨小学校前で下車して徒歩約17分電車→京都駅(JR嵯峨野山陰線)から約15分、JR嵯峨嵐山駅で下車して徒歩約25分駐車場:普段は前のロータリーに駐車可能だが、紅葉シーズンは混雑によりそこまでたどり着くのが難しいようです。詳しい情報は祇王寺(075-861-3574)または祇王寺ホームページにてご確認ください。
祇王寺 京都

祇王寺

住所:〒616-8435 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本小坂町32

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祇王寺周辺の人気スポット

[常寂光寺]

常寂光寺 紅葉 京都参道、山門、仁王門、竹林、苔、本堂、多宝塔、、、挙げればキリがないほどのおススメスポットがある常寂光寺。境内にはもみじだけでなく、銀杏の木もあり見るに飽きすことがありません。小倉山の中腹に位置することからその道中はまるでハイキングのようです。上に行くほど人混みもだいぶ緩和されるので、山の中のきれいな空気をすいながらリラックスして美しい紅葉を存分に楽しんでください。
住所:京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3
電話:075-861-0435
最寄り駅:JR嵯峨嵐山駅
時間:9:00~17:00(受付終了16:30)
休み:無休
料金:大人400円 小学生200円
駐車場:普通車5台 無料
常寂光寺 紅葉 京都

常寂光寺

住所:〒616-8397 京都府京都市右京区嵯峨小倉山小倉町3

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[嵐山・竹林の小径]

紅葉の嵐山渡月橋嵐山の竹林は誰もが一度は耳にするなり目にするなりしたことがあるのではないかというほど、有名な観光スポットとなっています。春は桜、秋は紅葉、といいますが、ここでは夏の竹林が非常に美しいのです。色鮮やかなグリーンは目に優しく涼しげな印象を与えてくれます。 
住所:京都市右京区嵯峨野々宮町 嵯峨小倉山田渕山町
アクセス:
・阪急「嵐山」駅から徒歩15分
・京福電鉄(通称嵐電)「嵐山」駅 徒歩5分
・JR「嵯峨嵐山」駅から徒歩10分
・「トロッコ嵐山」駅から 徒歩5分
営業時間:特になし
休み:同上
料金:無料
駐車場:コインパーキング近くにあり
晩秋の祇王寺

嵐山

住所:京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町

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[二尊院]

京都二尊院の紅葉二尊院は、慈覚大師・円仁が建てた天台宗の寺院です。「発遣の釈迦如来」と「来迎の阿弥陀如来」の二体を本尊としているのが「二尊院」の由来となっています。総門からる出た先にある参道が「紅葉の馬場」と呼ばれ人気を集めます。
名称:二尊院
住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27
拝観時間:9:00~16:30
電話番号:075-861-0687
拝観料金:中学生以上500円 小学生以下無料
アクセス:
<電車>
京福嵐山本線 「嵐山」駅から徒歩15分
<バス>
市バス「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩10分
京都二尊院の紅葉

二尊院

住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

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[厭離庵]

紅葉通年観光客でごったがえす嵯峨・嵐山エリアではありますが、厭離庵はそれに比べると人が少なく穴場となっています。秋の雰囲気を落ち着いた空間でゆっくりと味わいたい人にはおすすめです。
名称:厭離庵
住所:〒616-8427 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前善光寺山町2
拝観時間:秋の特別一般公開 9:00~16:00 (16:30 受付終了)
電話番号:075-861-2508
拝観料金:大人500円
アクセス:
<電車>
京福嵐山本線 「嵐山」駅から徒歩20分
<バス>
市バス「嵯峨釈迦堂前」下車 徒歩10分

[宝筐院]

宝筐院紅葉宝筐院では、紅葉シーズンを迎えると回遊式の枯山水庭園が色鮮やかな紅葉に囲まれ、人気の名所となっています。
名称:宝筐院
住所:〒616-8424 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂門前南中院町9
拝観時間:9:00~16:00 (11月のみ16:30まで)
電話番号:075-861-0610
拝観料金:高校生以上500円 小中学生200円

[清涼寺(嵯峨釈迦堂)]

清涼寺嵯峨の街中で目に飛び込んでくる大きな仁王門から大きなインパクトを受けます。国宝にも指定されている本尊「木造釈迦如来立像」、もう一つの国宝「木造阿弥陀如来像」が安置され、春・秋にだけ、特別拝観が可能となっています。紅葉シーズンには多宝塔を赤や黄色の色鮮やかな紅葉が囲み、本堂拝観では方丈や弁天堂でも紅葉を楽しむことができます。
名称:清涼寺 (嵯峨釈迦堂)
住所:〒616-8447 京都府京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町46
拝観時間:9:00~16:00 (11月のみ16:30まで)
電話番号:075-861-0343
拝観料金:境内は自由
本堂拝観: 一般 400円 中高生 300円 小学生 200円
4月5月10月11月のみ霊宝館が特別公開
一般700円 中高生 500円 小学生300円
アクセス:
電車京福嵐山本線 「嵐山」駅から徒歩13分
バス市バス「嵯峨釈迦堂前」下車 すぐ