有名な紅葉名所が次々とピークを迎える11月下旬に照準を合わせた京都散策のツボをご紹介します。

嵐山、清水寺、東福寺など、京都の紅葉を代表するスポットが色づくのは、だいたい11月後半から12月に替わる頃です。一般に、紅葉シーズンのピークと紹介されるのも、この時期です。色づきがピークを迎えるとともに混雑もピークとなるので、事前の情報収集や計画性のある立ち回り方が必要になってきます。 宿泊施設は混み合いますし、移動手段であるバスも渋滞がひどかったり更には乗れないことすらあります。 そんな中でおすすめなのは早朝の紅葉です。 それぞれの場所で若干の違いはありますが、どこも日中は混み合いますので、早朝の紅葉と頭に入れておいても損はないでしょう。

京都の観光シーズンは1年365日、途切れることなく続いています。 もちろん、微妙に客足の減る谷間はありますが、観光地のお店が軒並み閉まってしまうオフシーズンなんてものはありません。 そして、秋についていえば、紅葉が見頃を迎える11月下旬、見映えの上でも混雑具合においても、ピークに突入することになります

永観堂・清水寺・東福寺(東山エリア)

東山とは、洛中の東側に長く連なる峰々およびその山麓一帯の呼び方です。 紅葉情報で、東山を取り上げるのなら、南北に伸びすぎるので、東山を銀閣寺から南禅寺ぐらいに止め、八坂神社〜清水寺まわり、泉涌寺〜東福寺〜伏見稲荷まわりを別枠で立てれば分かりやすくなります。 そうすることで、それぞれの区分には永観堂、清水寺、東福寺といった超有名スポットが収まり、それぞれの紅葉ピークを説明するにも役立ちます。 他の記事でも触れたとおり、京都の紅葉シーズンは11月から12月上旬です。 期間が長いのは、南北に長い地形が影響しているからで、永観堂・清水寺・東福寺という形で分けてピックアップすると時季は絞られます。 例えば永観堂なら、中旬から下旬になる頃、つまり20日前後といった具合にです。これは、年々の条件によって変わるので早い年なら15日頃にはピークを迎えることもあります。 これに対して、エリアでは南に下る清水寺はもう少し遅くなりそうですが、山の中腹に位置するためほぼ同じ頃と考えられます。 それに対して東福寺はさらに南へ下りますし、平地の紅葉です。そのため月末ないしは12月になる頃をイメージしておいて大丈夫です。

■永観堂

東山エリアでもおすすめ。 古今和歌集に「モミジの永観堂」と詠まれるほどの紅葉が美しい場所。 境内には約3000本のモミジが植えられています。 この美しさは紅葉ランキングで証明済とも言えます。 京都府内では4位、全国では15位と上位に入っています。 永観堂の紅葉の美しさは、放生池周辺、多重塔がメインになります。 秋のシーズンは、放生池の手前のお茶処で、お団子やぜんざいを食べる事も出来ます。
■拝観時間
午前9時~午後5時(受付終了は午後4時)
ライトアップは11月3日~12月2日
午後5時半~午後9時(受付終了は午後8時半)
■拝観料
600円
秋の寺宝展期間中 1000円
■住所
京都市左京区永観堂町48
■アクセス
市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約3分、
地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約15分

永観堂

住所:〒606-8445 京都府京都市左京区永観堂町48

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■南禅寺

永観堂に来たらこちらも寄っていただきたいスポット! それが「南禅寺」。石川五右衛門の「絶景かな」というセリフで知られる三門が有名な南禅寺。 永観堂からの距離は、徒歩10分程で到着します。 三門から法堂へと続く参道沿いや、琵琶湖疏水が上を流れるレンガでできたアーチ状の水路閣周辺など、南禅寺の至る所で紅葉の美しさを感じる事が出来ます。 南禅寺を訪れた際にご覧になっていただきたいのが通称「虎の子渡しの庭」。 大小6つの石を配置した様子が、虎の親子が川を渡るように見える様子をぜひご自身の目で確かめていただきたいものです 他にも、小堀遠州作の方丈庭園でも美しい紅葉を見る事が出来ます。 方丈は、京都御所の清涼殿(女院御所の対面御殿という説も)を移築したものと言われています。 また、本坊の滝の間では9時30分~15時(12時~13時までは休止)に、滝の流れるお庭で紅葉を眺めながら、抹茶を頂くことも出来ます。京都らしい空間を味わいたい方にはおすすめと言えます。 南禅寺の見所は、塔頭寺院それぞれも美しい紅葉を見れる点です。なんとその寺院の数は12にものぼります。 この中で紅葉の名所として知られているのが「南禅院」」を始め「天授庵」になります。 南禅院は、亀山天皇が住んだとも言われ、南禅寺発祥の地とも呼ばれています。 天龍寺、苔寺とともに、京都の三名勝史跡庭園の1つに選ばれています。 鎌倉時代末期に造られた池泉回遊式庭園は、亀山天皇が自ら作庭したと言われています。 そして天授庵でも、美しいふたつの庭を見る事が出来ます。 ひとつめの南庭と呼ばれている、南北朝時代の特色を残した池泉回遊式庭園。 もうひとつは、東庭と呼ばれ、明治時代に造られた枯山水庭園になります。 それぞれの特徴としては、南庭は鯉が泳ぐ池越しに書院はと紅葉が作り出す景色が絶景と言えるでしょう。東庭では、白砂、幾何学模様の敷石と緑色の苔、紅葉のコントラストが織りなす絶景が見えます。

【時間】
3~11月
午前8時40分~午後5時(受付終了 午後4時40分)
12~2月
午前8時40分~午後4時30分(受付終了 午後4時10分)
【料金】
境内無料
三門500円
方丈庭園500円
【アクセス】
市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約10分
地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約10分

南禅寺

住所:〒606-8435 京都府京都市左京区南禅寺福地町86

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■清水寺

清水寺は、季節を問わず多くの観光客が訪れる定番の観光スポットですが、秋になると素晴らしい紅葉の風景を楽しむことができる、京都屈指の紅葉の名所でもあります。 清水寺の紅葉の見どころは、清水の舞台の下に雲海のように広がる鮮やかな紅葉の風景です。夜間のライトアップも行われるので、昼間はもちろん日没後も楽しむことができます。 そんな清水寺を訪れる際のオススメの時間帯は早朝です。清水寺は朝6時から入ることができますので、さすがにこの時間帯はまだ人も少なめです。ゆっくり写真撮影もできるかと思います。
【時間】
9月1日~11月15日
午前6時~午後6時
11月16日~12月1日(秋の夜間特別拝観)
午前6時~午後5時30分~午後9時
【料金】
400円
【アクセス】
市バス「清水道」・「五条坂」下車徒歩約10分

清水寺

住所:〒605-0862 京都府京都市東山区清水294

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■東福寺

京都屈指の紅葉の名所として知られている東福寺。 通天橋から臨むことができる洗玉澗の紅葉は、圧倒的な美しさで有名ですので、テレビなどで目にしたことがある方も多いのではないでしょうか? 鮮やかな秋色に染まった境内は、必見です。 ただし、紅葉のピーク時には混雑が予想されているため、通天橋・臥雲橋での写真撮影が禁止となることもあります。 どれほどの混み具合かといいますと、お昼は平日でも1時間半待ちなんてこともよくあります。平日でそれなら週末は更に待つというのは言うまでもないですよね。そんな中で少しでも混雑を避けるためには開門前から並ぶことです。開門後すぐに行ってもすでに数十人は列を作っている状況だからです。夜の閉門が近づく時間帯は結構人がいるので、やはり朝のうちに訪れることをおすすめします。
【時間】
9:00~16:30(受付終了16:00)
※11月~12月初旬は8:30~、12月初旬~3月は16:00までとなります(受付終了15:30)
【料金】
通天橋・開山堂:400円
本坊庭園:400円
【アクセス】
JR奈良線「東福寺駅」下車徒歩約10分

東福寺

住所:京都府京都市東山区本町15-778

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渡月橋・二尊院・祇王寺・あだし野念仏寺(嵐山エリア)

嵐山エリアでは、渡月橋、二尊院、祇王寺、あだし野念仏寺などが有名な紅葉スポットです。 二尊院と祇王寺はほぼ同じ場所なので、紅葉のピークも同じ11月下旬をイメージすれはいいでしょう。 一方、あだし野念仏寺は奥嵯峨の小径を北上した先です。 緩やかに登り続けるだけなので標高差が意識されるのは少ないのですが、数値の上では50メートルほど差があります。紅葉のピークも気持ちひとつ早くなるイメージです。 判断が難しいのは渡月橋からの嵐山です。 遠目で山全体を眺めて色づきの進行を判断することになるので、ピークの判断にも幅を持たせる必要があります。11月の中旬ぐらいでも見頃と思えることもあれば、下旬になって濃さが強くなったと感じられることもあります。 下旬から12月の初旬にかけてを見頃とする情報サイトもありますが、嵐山(山名)の山頂付近と言わないまでもモンキーパークのある中腹付近でさえ念仏寺より標高が高く、結論的なことを言うと、ピークを迎えるのは京福・嵐山駅の近くや二尊院・祇王寺に比べてひとあし早い11月中旬と考えるべきでしょう

■二尊院

正式名所は「二尊教院華台寺」。 嵐山からは比較的近い位置にあり、京都の中では指折りの紅葉の名所です。 紅葉が美しいおすすめスポットとしては、総門をくぐった参道です。 本堂へと続く道は、「紅葉のトンネル」が続いており、とても幻想的な雰囲気になっています。 ここで写真を撮る際に、試していただきたいのが総門を枠に見立て、中を覗き込むように写真を写すことです。ぜひ思い出の一枚をこちらで残してみて下さい。 さて、二尊院の由来と言うと、この寺院に祀られている神様がふたりいる事から、その名が付いたとされています。 その神様とは、釈迦如来と阿弥陀如来になります。 今も二尊が並んで鎮座している姿を見る事が出来ます。 二尊はそれぞれ役割が違うと言われ、釈迦如来は、現世から来世へと送り出す使者であり、阿弥陀如来は西方娯楽浄土へ迎え入れる来迎の役割を担っていると言い伝えられています。
【拝観時間】
午前9時~午後4時半
【拝観料】
大人500円、小学生以下無料
【アクセス】
JR京都駅から市・JRバスで45分 徒歩で15分
JR嵯峨野線嵯峨嵐山駅から徒歩で15分

二尊院

住所:〒616-8425 京都府京都市右京区嵯峨二尊院門前長神町27

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■あだしの念仏寺

石仏と苔と紅葉が織りなす儚げな美しさが見たい方へおすすめのスポット。 化野念仏の始まりは、この地は今より遥か昔である平安時代に、外にそのままになってしまっていた遺体をきちんと土の中へ埋めて供養しようとした事がきっかけと言われています。 ここのお寺を開いたとされるのが弘法大師。 歴史と共にその意思も引き継がれ、開祖法然上人が今のお寺の名前に変えました。 今では化野一帯は、8000をも超える無縁仏の石仏や石塔があり、今現在も無縁仏の霊を弔う供養祭「千灯供養」なども行われています。
【拝観時間】
3月~11月
午前9時~午後5時
12月~2月
午前9時~午後4時
曜日や月によって変更がある為、公式ホームページなどでご確認ください。
【拝観料】
大人 500円
中学、高校生 400円
小学生以下 無料
【アクセス】
JR京都駅から市・京都バスで45分 徒歩で5分

あだしの念仏寺

住所:〒616-8436 京都府京都市右京区嵯峨鳥居本化野町17番地

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三千院・宝泉院・貴船神社(洛北エリア)

エリアの紹介としては、こちらが最後になります。洛北エリアは、北区、左京区を中心としたあたりで、今回ご紹介する場所以外にも牛若丸が天狗と遊んだと有名な鞍馬寺や世界遺産に登録されている上賀茂・下鴨神社などがあります。鞍馬寺に興味のある方はこのエリアの紹介の最後にある貴船神社と合わせてハイキングコースを楽しむのもおすすめです。今回は三千院・宝泉院・貴船神社をご紹介したいと思います。

■三千院

天台宗の門跡の1つである三千院は聚碧園と有清園という二つのお庭が大変有名です。この2つのお庭の雰囲気は全く異なり、井上靖が東洋の宝石と呼んで、美しさを讃えたことでも有名です。聚碧園は、清流の水が透き通って美しく、自然を上手に組み込んだ美しいお庭で、千利休のお弟子さんが作成したお庭です。有料ですがお抹茶を頂くこともできるので、紅葉の美しいお庭を見ながらいかがでしょうか。有清園は、なんといっても苔の美しさと紅葉の明るさのコラボレーションが美しく、目が覚めるような色のコントラストが魅力です。苔の間から愛らしい表情を覗かせるわらべ地蔵もアクセントになり、すらりと高い杉の木に囲まれて大変魅力的なお庭になっています。 11月にはもみじ祭りを行っており、ぜひ訪れてほしい紅葉スポットになります。

【拝観時間】
午前9時~午後5時
(ただし11月は午前8時30分~午後5時
12月~2月は午前9時~午後4時30分)
【拝観料】
一般700円
中高生400円
小学生150円(団体割引あり)
【アクセス】
京都バス大原バス停下車、徒歩約10分

三千院

住所:〒601-1242 京都府京都市左京区540

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■宝泉院

勝林院の塔頭寺院である宝泉院は柱と柱の間の景色を額縁の絵に見立てた、額縁庭園として有名な場所です。宝楽院には盤桓園、鶴亀庭園、宝楽園と3つのお庭があり、額縁庭園として見るのは盤桓園というお庭です。盤桓園とは立ち去りがたいという意味だそうで、その名の由来通りいつまでも居たくなるような美しい庭園です。拝観料にはお抹茶とお菓子の値段が含まれているため、美しい紅葉の景色を見ながらお茶を楽しむことができます。お庭以外にも樹齢700年の五葉松など見どころが沢山あります。上記に紹介した三千院を始めとして、大原には沢山の観光スポットがあるので、数回りたい方にはおすすめかもしれません。

【拝観時間】
午前9時~午後5時(夜間ライトアップ期間あり)
【拝観料】
大人800円
【アクセス】
京都バス大原バス停下車、徒歩約15分

宝泉院

住所:〒601-1241 京都府京都市左京区大原勝林院町187

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■貴船神社

京の奥座敷として知られる貴船界隈の先にある貴船神社は、京都有数のパワースポットとしても有名な水神を祀る神社です。ご神水に未くじを浸して占う水占みくじが人気です。貴船神社は夏には青もみじの名所として知られており、京都駅からの交通の便は良くないにもかかわらず多くの人が訪れます。秋には朱色の燈篭と石段と鮮やかな紅葉が絶景を作り出し、訪れる価値のある京都の名紅葉スポットとなっています。貴船界隈の料理旅館で美味しい食事をいただくこともできるので、あらかじめ予約をして、予定に組み込むのもおすすめです。紅葉の時期は混雑しますので、予約をおすすめします。

【拝観時間】
12月1日~4月30日
午前6時~午後6時
5月1日~11月30日
午前6時~午後8時
※ライトアップ時は参拝時間延長。
【拝観料】
無料
【アクセス】
京都バス貴船下車、徒歩5分
叡山電車貴船口駅下車、徒歩約30分

貴船神社

住所:〒601-1112 京都府京都市左京区鞍馬貴船町180

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メインの目標+1がお奨め

京都における有名どころの紅葉ピークとおすすめの寺社仏閣をざっと眺めてきましたが、京都の紅葉を思いっきり堪能するなら11月の下旬が最もおすすめとなっています。 そして、それぞれの紅葉名所が見頃のピークを迎えるのに合わせて、訪れる観光客数もピークを迎えるのは容易に想像できます。ここまでの範囲で取り上げた永観堂、南禅寺、清水寺、東福寺、二尊院、祇王寺、あだし野念仏寺は、それぞれに非常な混雑が予想されます。 これらの場所は、混雑をおして出かける価値があるので代表的な紅葉スポットと推奨しているのですが、人混みの煩わしさを少しでも減らそうと考えるのなら、訪れる時間帯を工夫するのがベストです。 清水寺の6:00開門は極端でも、他のスポットは9:00(東福寺は8:30)より拝観が可能なので、開門に合わせて境内に入るぐらいのことをすれば、昼下がりの2時か3時頃に訪れて満員電車並みの人混みに遭遇するようなことにはなりません。 また、こうした超有名スポットを開門一番での拝観で終わらせると時間の余裕が出来ます。この時間を有効活用するためには、近くのスポットをいくつか調べておいて、併せて拝観するようにすれば手持ちぶさたになることもありません。 近くのスポットというのは、永観堂に対してなら500メートルほど歩くだけで到着できる南禅寺本坊および塔頭寺院(金地院や天授庵など)がそれに該当しますし、1キロ強のところにある金戒光明寺(黒谷)でもいいでしょう。

清水寺に対しては清閑寺ないしは高台寺、二尊院・祇王寺・常寂光寺の場合は滝口寺や落柿舎など。また秋季の限定公開となる厭離庵を候補に加えるのも面白いと思います。 このように、もっとも混雑が予想されるところを最初に拝観しておいて、それらが混雑し始める頃には、別の空いている場所に移っておくというのが望ましい立ち回り方です。  

混雑を避けたい人は神護寺がオススメ

周り方を工夫するというよりも、そもそも混雑を避けたいという人は、11月上旬の郊外スポットオススメします。同じ時期でも市内よりは比較的人が少ないです。少し早い時期にはなりますが、のんびりとした空間でゆったりと紅葉を楽しんでください。 そんな郊外スポットの中でも「神護寺」は特にオススメです。アクセスも良く、夜は金堂夜間拝観と境内のライトアップも行われています。京都の厳かな雰囲気幻想的な紅葉があいまって心もきっと満たされることでしょう。 神護寺の例年の見頃は11月10日前後となっています。 京都駅からJRバスで乗り換えなしで行くことができます。

神護寺

住所:〒616-8292 京都府京都市右京区梅ケ畑高雄町5

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撮影重視の人は無鄰菴・法然院がオススメ

左京区にあります無鄰菴(むりんあん)、お寺ではありませんがきれいな紅葉を眺めることが出来ます。段々と知名度も上がり人も増えてきましたが、定番の有名観光地よりはまだまだ余裕があります。 ゆったり紅葉を見ることが出来るため、撮影スポットとしてもオススメです。 無鄰菴の例年の紅葉見頃は11月中旬~11月下旬になります。 また、同じく撮影スポットとしてオススメなのが法然院です。 哲学の道から少し先に入った場所にあり、奥深い場所にあるからか人があまり立ち寄らず、静かな空間で紅葉を楽しむことが出来ます。 シーンとした静けさの中、さらさらとした葉の音が響き渡り、その中で味わう紅葉は、目と耳、そして心も満たしてくれることでしょう。 法然院の例年の紅葉見頃は11月中旬頃~下旬頃になります。

無鄰菴

住所:〒606-8437 京都府京都市左京区南禅寺草川町 31番地

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猛暑・冷夏は紅葉の見頃に影響する?

  紅葉の見頃と猛暑・冷夏など夏の気候の関係性は基本的にはあまりないと言えます。 それよりも気候の影響を受けやすいのは「葉が色づき始めてから」です。花見の時期の桜と同様で、紅葉が色付き始めてからの雨や強風は影響しやすいので注意しましょう。 紅葉とは、ある程度の気温の冷え込みを境に色付き始めるため、夏の気候自体は紅葉の見頃の時期に大きく影響は与えないのですね。  

台風が与える紅葉への影響

  紅葉の見頃で気になるのが、秋に入る9月~10月頃に発生しやすい「台風」が紅葉の見頃への影響しないかというポイントです。 しかし、過去の記録から見ると台風が発生した数が紅葉の時期に影響したということはほとんどないようです。 また、いざ見頃を迎えた紅葉シーズンに台風がきたケースはあまりないようですが、2013年9月に直撃した台風で被害が出たため復旧作業が紅葉シーズンまでに間に合うのか?という事で話題になったことはあったようです。 見頃を迎える前の台風が直接見頃の時期を前後させることはあまりないようですが、間接的な影響はあるようですね。もちろんシーズン到来後の台風直撃は被害状況によって紅葉が見れない場所も出てくるということは予め頭に入れておきましょう。     いかがでしょうか?一言で紅葉を楽しむといっても、なんの下調べもなく人混みに飛び込むのでは、ただ疲れて終わってしまいます。せっかく紅葉を見に出かけるならば、出来るだけストレスなく満足のいく観光にしたいですよね。しっかり下調べをして計画を練ることで、きっと素敵な紅葉の思い出となることでしょう。