【更新:11月12日現在 紅葉の状態:色付き始め】
京都で紅葉の名所として有名な永観堂「禅林寺」。紅葉を楽しむ事は、日本独自の風習とも言えるでしょう。古今集の歌にも詠まれた、京都の中でも古くから「もみじの永観堂」と言われている古刹です。約3000本のモミジが見せる錦秋の景観は、絶景です。それでは永観堂のことをご紹介しましょう。
永観堂「禅林寺」とは?
11月中旬から見頃。「永観堂」紅葉の見どころは?
永観堂の紅葉の見頃は?
山の麓にある永観堂の紅葉は、例年ですと11月中旬から最も見ごろを迎えます。嵐山や、日光のいろは坂の様に、赤や黄色がまだらに混ざるという秋の景観では無く、庭園を埋め尽くす、真っ赤に染まる、赤の競演というべき、紅葉の景観は、京都の庭園ならではの絶景で、洋の東西を問わず、感動的です。永観堂の紅葉、写真に収める見どころのポイントは?
古今和歌集でも詠われ「モミジの永観堂」と親しまれる、平安初期からの紅葉の名所です。 境内の約3000本のモミジが、庭園や多宝塔などを鮮やかに彩り、美しい景色です。参道から、御堂も、庭園も、下り階段とその先の極楽橋、そして放生池と共にと、永観堂には、紅葉の撮影ポイントが多数です。山の中腹にある多宝塔からは紅葉に彩られた京都の街を眺望でき、「岩垣もみじ」と呼ばれる岩に紅葉が映える景観も風情があり、圧巻たる美しさです。訪れたい際にポイントとしては、放生池周辺、多重塔になります。池の水面に映りこむ紅葉の姿も、素晴らしいものです。日没後のライトアップも有名です。放生池の手前には、お茶処があり、ぜんざいを食べながら、ゆったりと紅葉を楽しめます。ライトアップ情報
永観堂「禅林寺」では紅葉の時期には夜間ライトアップが行われ、幻想的な空間を楽しめます。もちろん昼間の太陽のに照らされた紅葉も素晴らしいですが、日没後にライトに照らされて浮かび上がる様な紅葉は美しく幻想的です。2024年のライトアップ情報は下記の要領で開催です。
日 時:令和6年11月11日(月)~12月1日(日)
時間:寺宝展 午前9時~午後4時(午後5時閉門)
ライトアップ:午後5時30分~午後8時30分(午後9時閉門場所:永観堂禅林寺(京都市左京区)
場所:永観堂禅林寺(京都市左京区)
拝観料:中学生以上700円
永観堂の見どころは?
みかえり阿弥陀の魅力
永観堂の寺宝、「みかえり阿弥陀」。 ご本尊の特徴は、阿弥陀像は頭を左に向いているお姿です。この「みかえり」のお姿は貴重で、みかえり阿弥陀とも呼ばれています。伝えによれば、1082年2月15日の明け方、この日、阿弥陀像の周りをご住職の永観が修行にて歩いていた処、阿弥陀様が現れ、修行の先導となっていたのです。阿弥陀様はふと立ち止まり、「永観、遅し」と言ったそうです。 この永観律師に向けて言われた姿を写したのが「みかえり阿弥陀」像になります。 拝観の際に向かって右側から本尊を見る事で、当時の様子を垣間見れます。永観堂に伝わる七不思議
永観堂の魅力としてご紹介したいのは永観堂の「七不思議」です。 永観堂の七不思議は、抜け雀、悲田梅、火除けの阿弥陀如来、臥龍廊、三鈷の松、木魚蛙、岩垣もみじになります。 そのひとつひとつ今でも見る事が出来ます。七不思議の1つ臥龍廊
その中のひとつが「臥龍廊」です。臥龍廊は、開山堂へ続く階段廊下になります。 この廊下は、山の斜面に作られ、龍が体をうねらせている形で、その中を歩くと龍のお腹の中を登る様な雰囲気です。 今まで経験した事がないような感覚に陥る事でしょう。 この回廊の凄い所は、釘を使わずに組木だけで造られている点。 ぜひ、永観堂を訪れた際にはご覧下さい。永観堂「禅林寺」の基本情報
午前9時~午後5時(受付終了は午後4時)
今年24年ライトアップは令和6年11月11日(月) ~ 12月1日(日)
午後5時30分 ~ 午後8時30分(午後9時閉門)
■拝観料
600円
秋の寺宝展期間中 1000円
■住所
京都市左京区永観堂町48
■アクセス
市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約3分、
地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約15分
※駐車場はありません。
今年の紅葉は、ぜひ「もみじの永観堂」と言われている禅林寺を訪れてみてはいかがですか?
永観堂から近い紅葉スポットは?
■南禅寺
【更新:11月12日現在 紅葉の状態:色付き始め】
南禅寺には石川五右衛門の「絶景かな」というセリフで知られる三門があります。三門から法堂(はっとう)までの参道沿いや琵琶湖疏水が上を流れるアーチ状のレンガの水路閣周辺など、紅葉の時期見所が満載の南禅寺。小堀遠州作の方丈庭園もおすすめです。 方丈は京都御所の清涼殿を移築したものになります。南禅寺には塔頭寺院が12あり、中でも南禅院や天授庵が紅葉の名所として知られており、紅葉期には公開しています。 天授庵は2種類の庭を見る事が出来ます。 1つは南北朝時代の特色を残した池泉回遊式庭園(南庭)で、鯉が泳ぐ池越しに書院と紅葉の写真を写すにはぴったりな場所とも言えるでしょう。 明治時代に造られた枯山水庭園(東庭)では、白砂、幾何学模様の敷石と緑色の苔、紅葉のコントラストを見る事が出来ます。
京都市左京区南禅寺福地町86
【電話番号】
075-771-0365
【時間】
3~11月 午前8時40分~午後5時 受付終了 午後4時40分
12~2月 午前8時40分~午後4時30分 受付終了 午後4時10分
【料金】
境内無料 三門600円 方丈庭園600円
【アクセス】
市バス「南禅寺・永観堂道」下車徒歩約10分
地下鉄東西線「蹴上駅」下車徒歩約10分
【見ごろ】
11月中旬~12月上旬
■法然院
【更新:11月12日現在 紅葉の状態:色付き始め】
早朝から紅葉を満喫できる名所とも言われており、比較的にゆっくり紅葉を楽しみたい方におすすめです。法然院は、鎌倉時代の初期に法然が修行を行っていたという場所。「心身を清める」とされている白い盛り砂と紅葉のコントラストが美しい風景を生み出します。京都市左京区鹿ヶ谷御所ノ段町30
【電話番号】
075-771-2420
【拝観時間】
午前6時~午後4時
【拝観料】
境内無料
【アクセス】
阪急四条河原町駅から市バス「南田町」下車 徒歩5分
JR京都駅・京都三条駅から市バス「浄土寺」下車 徒歩10分
京阪出町柳駅から市バス「浄土寺」下車 徒歩10分
【見ごろ】
11月下旬~12月上旬
■哲学の道
【更新:11月12日現在 紅葉の状態:色付き始め】
琵琶湖から続く、土地を切り開いて作った水路に沿って、銀閣寺から熊野若王子神社まで続く2㎞の散策路。この道の由来は、哲学者の西田幾多郎が、この道を歩きながら思いにふけったことからそう呼ばれています。ここは、日本の道100選にも選ばれた人気のスポットであり、春は桜、秋は紅葉が見事な道と言われています。この周辺にはカフェなども多く立ち並び、紅葉を見ながら、お茶をしたり、読書をしたりと、ゆったり過ごすことが出来ます。【アクセス】市バス「銀閣寺道」下車徒歩約3分
■安楽寺
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秋限定で本堂から眺めることの出来る庭園からの眺めは、時が止まったような、ゆったりとした時間を過ごすことが出来ます。茅葺屋根の門前に進むまでの道のりと紅葉の風景はなんとも言えない美しさです。また、2010年より安楽寺境内に新しく客殿が建築され、そこが公開の時期のみカフェとしてオープンします。隠れ家的な空間を堪能することも出来きます。
【電話番号】075-771-5360
【秋の特別公開】11月3日・4日・5日・11日・12日・18月から12月3日
【時間】午前9時半~午後4時半【料金】高校生以上500円
■銀閣寺(東山慈照寺)
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正式名称は「東山慈照寺」といい、月待山の高台から秋色に染まった銀閣寺の境内を一望することができます。紅葉の見頃のピークは、例年11月中旬~12月上旬です。歴史的な建築物と鮮やかな紅葉との調和を存分に堪能できます。
2024年10月1日(火)~ 12月1日(日)
本堂
・ご本尊の釈迦牟尼仏を安置
・与謝蕪村・池大雅の襖絵(複製)
国宝・東求堂(とうぐどう)
・持仏堂として阿弥陀如来像を安置
・足利義政公法体(像)を安置
・四畳半書院「同仁斎」
弄清亭(ろうせいてい)
・御香座敷(香座敷の本歌)
・奥田元宋の襖
特別拝観はガイドがご案内いたします。
開始時間 10:00/11:00/12:00/13:30/14:30/15:30
所要時間 約30分
定員 各回約20名(当日申込順)
特別拝観料(ご希望の方のみ本堂前にて要申込)おひとり様2,000円 (入山料別途)※特別御朱印付き
【電話番号】075-771-5725
【時間】8時30分~17時(12月以降は9時~16時30分)
【料金】大人50円・小中生300円
【アクセス】「銀閣寺道」下車、徒歩約10分
■金戒光明寺
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金戒光明寺は、紅葉の名所であると同時に、浄土宗の大本山です。広大な境内を美しく彩る紅葉は、至るところで目にすることができます。特に、伽藍と鮮やかなモミジとの調和は、じっくりと堪能したいものです。
【電話番号】075-771-2204
【時間】9:00~16:00
【料金】境内無料
【アクセス】・市バス「岡崎道」下車徒歩約10分 ・市バス「東天王町」下車徒歩約15分
■真如堂
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所在地:京都市左京区浄土寺真如町82
電話:075-771-0915
拝観時間:9:00~16:00(受付終了15:45)
拝観料:【本堂・境内】無料・【宝物・庭園】500円(11/1~12/8は特別拝観につき1,000円)
アクセス:【市バス】「真如堂前」・「錦林車庫前」下車徒歩約8分